ボストンからやってきた『シズ』ちゃん

聞き慣れない名前のサカナの開きが宅配カタログに載っていた。加工地は小田原で「こいつは一つ食してみなければ…」と早速手配した『シズの開き』なのである。


冷凍で届いたソレは全長15cmほどの小型の魚体で丸みを帯びている。フクロウの顔のようにも見えて可愛いが目はちょっとコワい。
ウラ書きの産地は“ボストン”となっていて「なんだ、アメリカの西海岸じゃん。ってコトは大西洋産なのね〜、知っているハズもないよなぁ」と思いつつ調べてみると日本近海各地でも漁獲されている魚だったのである。


標準和名はイボダイで地方によって呼び名はずいぶん変わる。江戸前ではエボダイ、銚子ではアゴナシ、関西ではボウゼ・シズ・クラゲウオ・モチウオなど挙げ切れないくらいの種類があって“シズ”とは四国辺りの魚市場が発祥のようだ。丸みのあるカオとカラダが“お静さん”と呼ばれた遊女に似ていたからとか諸説あるが真偽のホドは判らない。
ボクが馴染んでいた名称はエボダイである。「あ〜ソレなら知ってる知ってる!」という方のほうが多いのではないだろうか。白身で柔らかくクセもなくて大変美味しいサカナだし、お値段も手ごろで庶民派のお惣菜魚でもある。分布範囲が広いので近年はアフリカ諸国からの輸入モノが多いと云う認識だったがアメリカからも輸入されているとは思わなかった。
小型のイボダイを背開きにして作る“ボウゼの姿寿司”が徳島の秋祭りの郷土料理として親しまれているという事も知り、一度は食してみたいものだと思っている。徳島ならスダチ酢などを使うんだろうなぁ…



カネタ前田商店
http://www.odawarajibasan.jp/shop/maedasyouten/







昨日、日没時の富士山

2009.07.19. 19:04 @Mannohara, Fujinomiya-City


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そして今朝の富士山
そろそろ梅雨明け宣言してもらいたいんですけど
海開きもしたことだし…

2009.07.20. 04:46 @Mannohara, Fujinomiya-City