Uは出張中にサボって比内地鶏のヤキトリで一杯飲っていた…というのはウソで、帰りの空港でヒコーキの出発待ち時間にその旨さを堪能してきたようだ。
シゴトで行った先でもボクのコトを忘れず、その比内地鶏のレトルトカレーをテに入れてくれたことに感謝しようではないか。
しかしきりたんぽ鍋やスープで比内地鶏は食したコトはあったが、カレーはもちろん初めてなのね。
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比内地鶏のルーツは“比内鶏”という純粋な日本地鶏で戦時中の昭和17年に国の天然記念物に指定された貴重な学術対象らしい。身体も小さく食用には不向きとされていたが、米国のロードアイランド種とのミックスで現在の個体を確保し“比内地鶏”として流通させているという。
締まった肉質と濃厚な旨味は内臓にも反映していて、モツといってもジツに滋味深い味わいだ。コレなら昔ながらの生姜醤油甘辛煮にしてもイケるのではないかとは思うが、カレーとの相性はもしかしたら正肉よりいいかも知れないハツやレバーなのである。
もっちりと歯ごたえのあるモツを楽しみながら鶏のキンカンを何十年かぶりに食した。食肉が現在と比べて非常に高かった時代、母君はコドモたちに栄養をつけさせるためにセッセとこうしたものを買ってきてはお惣菜にしてくれたものなのである。
そんな懐かしい食材をフィーチャーしたこのカレー、ルウにもメいっぱい情熱が注ぎ込まれていてスパイシーな旨味が地鶏のダシスープに活かされている。
◆有限会社秋田味商
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