里芋を少しいただいた。「煮っころがしや塩茹でもいいなぁ」と思ったが、先日すき焼きをした時に残った土ゴボウもまだあることだし鶏肉なんぞと一緒に五目煮も…
そうだ! とん汁を作ろう♪
大根・人参・牛蒡そして里芋や蒟蒻といった根菜類をたっぷり入れて、ちょっと肌寒ささえ感じるヨルには都合のよい献立ではないか。
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サトイモは熱帯アジア原産の食用植物であるが澱粉が主成分で豊富な食物繊維を有するわりに低カロリーという特徴がある。皮を剥くときに苦労させられる“ヌメリ”はムチンやガラクトゥースという成分によるもので、消化促進や免疫力の強化といった作用があると言われている。
ナゼかヌルヌルしたものは精力増進にいいと云うような風潮があるがサトイモにもそういった効果があるといった説は聞いたコトはなく、せいぜい手に付いたヌルリからエロティックな妄想がムクリと起き上がってくるに過ぎない。
豚肉は廉売のコマ切れで上等だ。バラ肉にすれば柔らかく甘みのある脂を期待できるが、まぁいいだろう。
ソレと少しだけでいいからキノコ類を入れると旨味が増したいいダシとなる。今回はシイタケの他にヒラタケをチョイスしたがブナシメジなら申し分ない。
忘れてならないのは古根生姜を少々入れてやるコトで、臭み消しばかりでなく辛みのアクセントとなって大変によろしい。
その昔、某施設でのイベントでトン汁作りをお手伝いしたコトがあったが、食材発注担当者がうっかり生姜を忘れていたことがあった。ウ〜ムと困り果ててしまったボクは慌てて冷蔵庫の中を見まわし、見つけたモノが紅ショウガだったのだ。
背にハラは替えられないのでエイヤッと寸胴鍋に放り込んでしまったものの上手く出来る自信があったわけではない。運のよいコトに食事をされた方々からは「紅ショウガの彩りもよく、大変に美味しかったよ」とおホメのコトバを頂戴してホッと胸をなで回した…違う、なでおろしたものだ。とん汁を食す度にそんなエピソードを思い出すボクである。
しまった…また失敗をしてしまった。
お豆腐ね、なんで入れるのを忘れたんだろう…ちゃんと準備してあったのに。
今朝の富士山
何日かぶりにその姿を見ることが出来ています