-富士宮支部- 旭川の『ちび鯛焼』


何度か“吉田のうどん”を食しているが意外にもお店によってダシつゆや具材に個性があって“コレが吉田のうどんだ!”と言うべき基準が曖昧なコトに気がついた。
ならば一般テキに美味しいと言われている道の駅・富士吉田の軽食コーナーのうどんを食してそのベンチマークとしようではないか、とちょっとクルマを走らせた先々週である。
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食してみればごくフツーに美味しい。お決まりの茹でキャベツと馬肉の味付けが入っており、カウンターにはお好みで投入できるように天かすが置かれている。
面白いのは生唐辛子を荒くみじん切りにしたような調味料を自由に添えることができるようになっていて“激辛”と表示されている。確かに辛いには違いないがホットな旨味も加わるような感じはナカナカによろしい。
麺そのものは今まで食した“吉田のうどん”と比較すると若干軟らかめで、初心者にも抵抗がないだろう。ダシつゆも然り、味噌と醤油の合わせツユでちょっと甘めな駅の立ち喰い蕎麦系のフンイキを持っているところが一般ウケする理由か。

ふむふむ、コレで心おきなく飛び込みで“吉田のうどん”を楽しめるぞ。富士吉田方面に行く度に「あ〜、うどんが喰いてー!」と思いながらもドコが美味しいのかも判らないし、もっと美味しい処があるのではないか…という疑心暗鬼に似たキモチを持たずに済む。
さてさてハラもいっぱいになったことだしポチポチ帰るか〜と国道138号線に出るとスグ傍にある“地域産業振興センター”のような所でナニやら人だかり&幟旗のイベントが催されているではないか。


なんだか美味そうなモノもあるようだし…と寄ってみるコトにした。
山梨県内の産業振興とアピールのためのイベントのようで、いくつもの屋台やステージまでもが設けられ大音量の歌や踊りと云ったニギヤカさに少々ヒルみつつ屋台のある方向に進むと「いや〜ん、たい焼もあるじゃん♪」なのである。おぉ〜久しぶりの部活だ。
といっても本格テキなたい焼ではなく“ミニたい焼”のお気軽おやつで、ショウケースには8種類ほどのチビさんが並べられ、来る客来る客にホイホイと試食させている。
皮の表面はカリッと香ばしく中の生地はふんわり甘いパンケーキ系なのはこのテのミニたい焼のお約束だが、非常によくデキたものでとても美味しい。


ベーシックな“あんこ”に“レアチーズ”と“カスタード”そして“チョコレート”を加えてもらい23匹で¥700、1尾約30円か…。規定個数まではスキな数で組み合わせ出来る。
一番感心したのはアンコに粒餡が用いられていたことだ。たいていはしょーもない濾し餡がほとんどなのにコストのかかる粒餡はやはり美味しさの要なのだろう。ただしカスタードやチョコは並みのデキだがレアチーズはイマイチで、以前にも何処かで失敗だったチーズクリームは「もうこのテのモノはやめよう」という決心を堅くさせた。
あぁ、しかしアンコはジツに美味しかったなぁ… 今度は全部アンコにしよっと。



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