新田さんちのトマトケチャップ

マヨラーがいるのだからケチャラーがいてもおかしくないではないか…とは思い周囲を見回すのだが、どうやら見当たらない。もしかしたら隠れケチャラーは存在するのかも知れないけど。


ムカシは「アメリカ人は何にでもケチャップとマスタードをドバドバかけて食べるから味なんて判んないのさ」などと云った偏見に満ちたご意見を承ったものだ。巨大なホットドッグにたっぷりソレラをチュ〜しているのを見て嫉妬心から生まれ出た誹謗中傷に過ぎない。
ジャンキーにフケる一部の都会暮らしはいるだろうが、大方の米国人は意外に質素な食事をしているのだよ。シンプルではあるが豊かな食卓は広大な国土と豊富な資源が大きなバックボーンとなってその国に暮らす民に幸福をもたらしている。チエを絞らなければ生きてゆけないドコゾの島国とは大違いなのである。
確かにケチャップはマヨネーズと同様にひとたび振りかければ魔法のソースとなって、何でも美味しく感じるような錯覚に陥るドラッグのようでもある。反面その甘酸っぱさが全ての食味を支配してしまう…と云うけっこーオソロシいものでもあるのだ。
ナイと困る調味料でもあるがナイからといって特にヒドく困りもしないケチャップ、ボクとしてはあまり積極テキには使わない日常ではあるが、この『新田さんちのトマトケチャップ』を頂いてからちょっとその考えを改めなくてはならないコトになってしまった。


「最近“淡路島”にハマってます〜♪」
と言う神戸のがサミットの折に持たせてくれたこのケチャップは彼のブログでも既に紹介されていて、現地でテに入れるタマネギやトマトと共に一度は味わってみたいものだと思っていた。
早速開栓してひとクチだけナメてみる。甘くないし酸っぱくもない…というのはウソで、ジツはとても甘く酸っぱいのである。
そう、甘さや酸っぱさの種類が違うので、最初はそう感じてしまうのだな。一般テキなトマトケチャップよりも砂糖や醸造酢の配合比率を極力少なくして“トマトそのものが本来持っているモノ”を引き出す工夫がなされている。
フルーティーなトマトの自然な甘みそして酸味が、人工テキに加えられた糖分や醸造酢からは決して得るコトの出来ないふくよかな旨味を伴って湛えられているようだ。
ケチャップと云うよりはトマトソースと思った方が違和感がない…とも言えるが、原材料を見るとトマトケチャップそのものであり、どうやらボクはケチャップソースの定義を見直さなければならないなぁと思ってしまった。
神戸の友人たちが推奨するトーストにオンしてという食べ方に倣ってみた。ある意味良質なトマトジャムとも言える美味しさに母君もやたら感心していた。
開栓後は冷蔵でも一週間という賞味期限がこの製品の素晴らしさを物語っている。



新田利弘さん
兵庫県淡路市尾崎1389-1
TEL/FAX=0799-85-0759

地図

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今朝未明の富士山
昨日からのカスミをまだ引きずっているようです



5:16AM, October 16. 2009. @Fujinomiya-City




そして東の空には月が…



5:12, October 16. 2009. Age:27.7