たこの蒲鉾と京揚げ

どう考えてもゴハンのオカズにはなりにくい蒲鉾だったが、カタチの面白さと“たこたっぷりの…”というキャッチコピーに惹かれてつい購入してしまった。


手作り風に作ってはあるものの実際は機械製造だろう、しかし板に乗せてからきちんと焼目をつけているようで木肌にも焦げ目が付いているのはなんとなく嬉しい気持ちになる。
ぷりぷりとしたカマボコの中にみじん切りにしたタコと青ネギが散らばっていて楽しい食感だしフツーに美味しい。もっとタコの風味がするのかと期待していたがソレほどでもなく、まぁコレも一興といったカンジの蒲鉾なのである。
以前に食した焼アナゴの蒲鉾はお味もお値段もリッチなものだったのに比べ、コチラはかなり庶民派で気軽に酒のつまみに出来る。この日はワサビ醤油で一杯の肴にしてしまったが、うどんの具にしてもよいかも知れない。
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もう一つの肴もやはりゴハンのオカズには少しムリがある“炙り油揚げ”だ。
質の良いナタネ油で白くふわりと揚げられた京揚げは、軽く炙ってはたっぷりの青ネギを添え醤油をかけて食すとジツに美味しい。時々こうした食べ方で楽しんではいるが、夏の暑い時期にはネギの他におろし生姜を添えたり茗荷や大葉といった和ハーブをコレデモカというくらいにテンコ盛して暑気払いするのも大変結構なものだ。
サスガにこの肌寒い季節にもなれば少し趣向を変え、七味唐辛子をネギの上にパラパラとふりかけなどしたものがカラダに馴染む。どちらかと言えばガサツな食べ方なので客人をもてなす料理ではないが、普段着の食卓には安上がりでよい肴なのである。




ヤマサ蒲鉾株式会社
http://www.e-yamasa.com/




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Sora



7:03AM, October 23. 2009.