すきやき♪すきやき♪すきやき♪

富士宮市内のガス会社で年に一度催されるイベントでは来場者に毎年あるプレゼントがふるまわれる。甘酒や味噌汁などといったケチなものではない、米国産冷凍とはいえレッキとした牛肩肉のスライスなのである。


もっとも会場に行けばもらえると云うモノでもなく、予めガス利用者に配布された引換券を持参し迷路のようにクネった会場の通路で各種アンケートやガス器具の新製品への買い替え勧誘といったトラップをかいくぐらなければならないのである。
この企業はその他に富士山バナジウム水の販売やインターネット回線&プロバイダー事業、住宅のリフォームなどといった多岐に亘る展開をしているので通路もかなり長く相当な忍耐力が必要だ。
そしてようやく出口に近い引換所に辿り着きモクテキの品をテにするコトが出来るのである。しかしスーパーで売られているような発泡トレイにラップといった簡易スタイルではなくキチンとハコに収められている冷凍牛肩肉スライスは、感謝祭プレゼントのタイトルと共に「いつも御愛顧ありがとうございます、ささやかながら…」といったカンジの文言が書かれていて有難く頂戴してくるのだ。


ちょうど実家のガスレンジがそろそろ耐用年数を超えてきていたのでガラストップの最新型を注文してきた。担当者は気前よく牛肉引換券をもう一枚くれたのでボクの手許には券が三枚になってしまった。そう、3ハコもいただいてきてしまったのよ…
家に帰ってからニクの量を実測すると1ハコに280gの肩肉が入っていた。合計で840gだ。少人数の家族で消費するにはあり余る量でありガッツリたっぷりドップリすき焼にハマるコトが出来るのである。
基本テキには根深葱と焼豆腐、そこにシラタキ・ゴボウ・キノコなどを添えて食すワケだが、ちょうど前日に朝霧高原いきいきたまごという濃くて美味いタマゴをテに入れたばかりで誠に都合がよろしかったのである。
国産黒毛和牛などと比べればコドモだましのようなニクではあるが、日常のお惣菜には上等だろう。そんなに柔らかいワケでもないし脂の甘味や香りもスケールの小ささを感じるものの、この圧倒テキな量の前には「申し訳ないですねぇ」とニヤニヤするしかないのである。
ビールが美味い。焼酎も美味い。ワインも美味かった。もう知らないっ、ってカンジのフィニッシュは鍋底に残る食べきれなかった具を放心状態の酔眼で見つめるエロおやぢなのであった。



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今朝の富士山



6:37AM, November 26. 2009. @Fujinomiya-City