雲仙ポークで『豚ばら肉の角煮』

「美味しそうな豚バラ肉だねぇ」
母君とお買い物に出掛けたスーパーの精肉コーナーには“雲仙ポーク”のブロックがいくつも積まれていて、ソレを見た母君がつい漏らしたコトバなのである。


スライスして回鍋肉などにしても柔らかくジューシィなのは食す前から判る。しかしこれだけリッパなブロックであれば煮豚にしてその旨味をキッチリ余すところなく吸収してみたくもなるものだ。
「角煮にしてみたいなぁ♪」
ボクは母君にソレとなく(買ってくれれば一緒に調理してあげるんだけど)みたいな提案を持ちかけると彼女は嬉しそうにそのアイデアを呑んでくれた。シメシメ、アチラはおサイフを提供しコチラは労働でもって対価を支払う…う〜む、コレは商売の原点ではないか。って親子カンケーに商売は存在しないのだな。かくして双方の思惑は一致して雲仙ポークブロックのパックを2つカゴに入れてはレジへ進む。
早く喰いたいがアセってはならない、何事も最良の結果を得るためには周到な下準備が必要なのだよ。いくつかの香草を用意するのは当然だが、極めて大ぶりにカットした豚ばらブロックは一旦茹でこぼしてヨケーな脂やアクを排出させる必要がある。二度目の茹で工程から香草を投入し、コトコトを数時間フタをして蒸しあげるように加熱して行くのだ。そしてそのままひと晩寝かせては翌日再びコトコトと数時間…
ブリブリと弾力の強かった豚ばらブロックも観念したようにふわりと変身していて、こうなれば砂糖や醤油・酒・味醂などを加えて調味に入るタイミングなのである。
あとは落とし蓋をしてそっと煮てやれば“ふわり”が“とろ〜り”に変化し、至福の一品が出来上がる。
白髪ネギと辛子がベストパートナー、泰然自若の時間を楽しもうではないか。




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今朝の富士山
気温0℃、雲が多い空になってます



6:36AM, December 22. 2009. @Fujinomiya-City




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メガーヌ君にも霜が降りてました



8:00AM, December 22. 2009.