北海道雄武・オホーツクの海から『酢イカ』

富士宮の農民市場に雄武町のコーナーがあることは以前に何度か書いているが、毛ガニや鮭・ホタテといった定番商品のほかにも珍しいモノがいくつか置いてある。


その中のひとつにこの“酢イカ”があった。オホーツク海で漁獲されたイカを甘酢漬にしたもので、キュッと締まった身にほんのりとイカの香りと旨みがのっていてナカナカに美味しい。
コイツはビールも悪くはないがやはり日本酒だろう。人肌の燗よりやや熱めがジツにイカの美味しさを引き立ててくれる。
釧路に住んでいたころはその旬になると魚屋さんからスルメイカをトロ箱で購入し、社宅の屋上に洗濯物のようにヒラヒラと干しては極上の一夜干しなど楽しんだものだ。
今では考えられないくらい安くテに入ったし、まだ母君も若くてゲンキだったのでそうした根気の必要な作業も厭わずにスルメ干しを作ってくれた。
同じ社宅に住んでいた岐阜中津川からの転勤者の方から“塩イカ”の作り方を教わり、ソレもずいぶん楽しみな食べ物だった。ボイルしたイカを塩漬けするだけのシンプルな食品だが、決して固くはならずにもっちりとした触感はオトナもコドモも皆ダイスキだったと云う記憶がある。
その塩イカを甘酢に漬けたものもあり、雄武町の酢イカを食して遠いムカシに食した記憶が蘇ってきた。そのまま食べるよりちょっとだけお醤油を垂らした方が遥かに美味しくいただけるということも…




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今朝の富士山
…といっても未明の星空にそびえる月明かりの富士山ですが
気温3℃、少し暖かな朝になってます



3:07AM, December 30. 2009. @Fujinomiya-City
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