彩たたき身の手巻き寿司

本来“マグロのすき身”とは大きな背骨に残った身肉をスプーンでかきとっては食す庶民の食べ物であったのが、その食味のよさと値段の安さから人気が急上昇して今では高級な食材になってしまった。
清水あたりの魚屋さんに行けば他の地域よりはリーズナブルなお値段で入手できるとはいうものの、そうそう量が多くとれるモノでもないのでソコに住んででもいないと手ごろなスキ身にはめぐり合えない。


そんなニーズに応えて近年はフツーの赤身をスキ身風に加工したモノがたくさん出回っていて、回転寿司などに見られる安価なネギトロ巻などは全てこの類と思って間違いない。まぁそうだからと言ってベツに美味しくないワケでもなくソコソコにイケるネタではあるが、本来の旨みからは一歩も二歩もヒケをとってしまうのだな。
ソコで食べやすくて美味しくて安価な製品を開発しようと考える業者さんもいて、ボクは宅配カタログに『彩たたき』というスキ身風の商品を見つけてはお試しに購入してみたのだ。
到着した冷凍パックのウラ書きには“マンダイ(アカマンボウ)、メバチ鮪、キハダ鮪の混合”と記載されていて、はてコレはマグロ以外のお魚も入っているではないか・・・と少しガッカリしてしまったものだ。
ところが食してみると適度な脂のりに滑らかな食感・・・ウ〜ム、このお値段ならば充分平素の惣菜として役立ってもらえそうだなぁとヨロコビに変化していったのである。
特に主要な成分であるマンダイ(アカマンボウ)はちょうどマンボウと似た魚体をしているのでそう呼ばれてはいるが、実際は全く別の魚種でマグロのような赤身が特徴の身肉に程よい脂肪分を含んでいて知るヒトぞ知るというサカナなのであった。人気がないのは食味のせいではなく、その魚体がトロ箱に入れにくいというパッシブな理由からなのだそうで、そうした部分が解決されればまだまだ有用なサカナは日本近海にいるものなんだな・・・と改めて思ったワケである。


株式会社 大熊
http://www.daikuma.co.jp/




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Sora



7:28AM, February 20. 2010.












元ルーさん
おはようございます!
流行りの薄皮パリパリも美味しいものですが、昔ながらの適度なフワリ感のある皮もまたしっかりとした味が楽しめていいものですよね!
ここ数日すっかり春めいてきた静岡は、昨日の日中の気温はメガーヌの外気温計だと23℃を表示していましたよ。窓を全開にしても寒く感じなくて、時折風に乗って薫ってくる梅の香りにワクワクする日和になりました。
札幌は暖かいとは言ってもほとんどの時間は氷点下、日陰などでは雪も解けずに残っているんでしょうか。
お気をつけて運転なさってくださいね…



がんたさん
おはようございます! きっとスキー場はベタ雪でしょうね(笑)
いや〜ボクもマンダイなんて魚は知りませんでしたよ。ウラ書きの原材料名を見て「はて、いったいコレは?」と調べてみた次第です。
でも意外な有用魚だと知ってまたまたビックリですね。
http://www.zukan-bouz.com/fish/akamanbou/akamanbou.html
ときどき魚市場に行ってみたりもしてますがコレはお目にかかったコトはありませんよ…



harukoさん
おはようございます! なにぃ?マグロが喰えねぇだとぉ?!(笑)
きっと生まれ育った環境がそうだったんでしょ、まぁホカの魚介類がスキで食べられるんならソレでもいーんじゃないですか、オマケに安上がりだしさ(≧∇≦)b
↑↑↑のレスにアドレスを埋め込んでありますのでマンダイ参照して下さい。
釣りでキャッチできるような種類のサカナではないようです。市場でも見かけたコトはないし、寿司屋で切り身を味わう…あっ、そうか!赤身はダメなんだったっけね(笑)






かぶちゃん
おはようございます!
フツーのスーパーで売ってるネギトロってみんなサラダ油混ぜてあるんだよね。だから脂の旨みがなくってネロネロしてるだけなんだよな〜(´Å`)
やっぱりホンモノのスキ身を食べたいよね。去年母君とに沼津に行ったトキに魚屋で三角経木に包んである本マグロすき身があってね、もちろんひとつ購入してきたんだけど、いや〜参りましたね…美味くて美味くて♪
でもその時の様子をブログにアップしてないんだよな、写真も撮ってないし。なんでだったんだろー、って思い出せないこの情けなさ(笑)
「冷やしたぬきそば」ですか〜♪ たぬきとは言っても色々トッピングしてあってナカナカ結構なひと品ではありませんかo(^-^)o



サッチさん
おはようございます! サスガにオウッ!って鳴く系は我が国では販売不可でしょ(笑)
エスキモーはセイウチを伝統テキ食糧にしていたんだけど、以前に読んだ本(本田勝一著・朝日新聞社刊)では内臓なども含めてナマで食してしまうと紹介してました。なんかソレも貴重なビタミン補給手段みたいで、ヤサイが無くてもヒトが健康に生きて行ける知恵のようです。
しかしエスキモーのコドモがセイウチの生血を飲みながら腸をウドンのようにすする姿にはちょっと…でした。
マンボウ伊豆大島島に釣りに行った時に漁師さんにいただいたことがありました。シャキッとしたような食感に淡白な味で美味しかったですよ。フリッパー君は静岡・駿河湾奥の地域ではよく食べますね、今でもスーパーに行くと堂々と売ってます(笑)
塩で一夜干しにしたものは何度か食したコトがあって、うんクジラの赤身と同じ味かな…哺乳類だもんね。