山中湖で物々交換オフ・その1『ちく天』@天めん

先月の半ばにたい焼き部の部長殿より一通のメッセージを頂いた。緊急物々交換オフをやりませんか…というマコトに以って有難いオファーなのである。


買い溜めたブツもあるコトだしMeganisteJaponの正式なオフにはいつ参加できるのか見当もつかなかったのでコレはいい機会だ。二つ返事でオッケーの返事を差し上げた次第である。
まぁ集まるとなれば物々交換だけやってハイサヨナラってワケにもゆかない。どこかで食事でもしてついでに部活でも…という流れに当然なってくるのであって、ちょうど都合のよいことに先月初旬にお伺いしてそのうどんの美味しさにチョ〜満足した「天めん」さんでは食べ逃した“ちく天”を今か今かと喰いたくて仕方がなかったので「ぜひソコで食事にしましょー」と半ばゴーインにキメてしまったのだな。


まだ雪の残っている山中湖近辺はこの日のウララカな陽気でイッキに融雪し始め、樹木も春に向かっての準備が本格テキになっているようだった。まるで枯れ木のようだった真冬の様子とは違い、若干芽吹いては色づき始めている新芽が森や林全体の色彩を確実に変化させているのだ。そんな富士山麓北側の風景を楽しみながら到着した山中湖畔である。
前回天ぷらうどんを食して大いに満足したボクはいよいよ念願の“ちく天”をお願いした。たかがチクワの天ぷらとは思っていたが、どうやらコチラは相当な自信をお持ちのようで、実際クチコミなどチラ見してもかなり評価の高い一品なのである。
待つ間にワカサギの天ぷらを頂戴してしまった。ウ〜ム、ジツに“らしい”お料理ではないか…サクサクとした食感の中から冬の滋養を蓄えた湖魚の旨みがジワリと滲み出てくる。
すみません、ビールを一本…ってワケには行かないトコロがもどかしい。


「さぁさぁ、熱いうちに召し上がってくださいね♪」と運ばれてきた“ちく天”と“肉うどん”だ。富士吉田のモノとは違い馬肉ではなく豚バラを柔らかく煮込んだもので、ピュアで優しいお味のダシつゆにマッチして非常に美味しい。もちろんうどん自体はエクセレントな美味しさで、硬さやコシのバランスもズバリとボク好みなのである。
さて、いよいよ念願の“ちく天”にバックリと噛みつく時がきた。上にはパラパラと半スリ黒ゴマ塩のようなものがかかっているが、コレがまたヒミツっぽいお味で“ちく天”の美味しさをギュッと引きだしてくれている。
ボクなりに成分分析はしてみたが黒ゴマと塩のほかにアレとコレとぉ… って多分お店の秘伝調味料だろうから、カンタンにバラしてはいけないのね。「ぜひに…」という向きはお店に行ってジブンで確かめていただきたいのである。
あぁ〜、美味しいなぁ♪ この日は“肉うどん”にして正解だった。かきあげ野菜天は本当に美味しいモノだが、チクワの天ぷらとカブってしまいそうだったので避けてみたのだ。おぉ、そういえば件の部長殿も“山菜肉うどん”をチョイスしているではないか。
そして奥様はかき揚げ天を別皿のせでオーダーしてその美味しさを最大限に享受されているのである。このテクニックはお店の方からアドヴァイスいただいたもので、とても親切な天めんさんなのだな。


フツーのうどんに比べてとても盛りのよい天めんさんのうどんは、そのままイッキに食べ進んでしまってもストレスなく満足感が得られるが、前回おジャマした時にテーブルに乗っていた調味料でちょっと気になるものがあったので訊いてみた。
一見するとギョーザに添えて食すラー油のようなカンジのモノは“唐辛子をゴマ油で漬け込んだもの”らしく、基本テキにはラー油と似たようなものだが、少しソフトな傾向というかストレートではなく香りと旨みも同時に楽しめる香辛料となっていた。チョイとうどんに添えて食すと… いや〜ん、またベツの美味しさがあるじゃん♪
てっきり中華風あるいは韓国風のお味に変身してしまうかと思いきや、しっかりニッポンのお味なのである。ダシに余計なモノを入れていないからなのだろうかクリアなお味のツユに全く違和感なく溶け込んでいるその姿には、また改めてカンドーしてしまうのであった。


うどん 天めん
http://www.tenmen.jp/

山梨県南都留郡山中湖村山中865−93
TEL/FAX=0555-62-1312
ACT=11:00-14:00 土曜定休

地図




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