チマチマ残ったカレールウで『インディアン・スパゲティー』

レトルトカレーは１人前パック使い切りというところが便利なのではあるが、なかなかドンズバな量で食べきってしまうコトは難しいのである。

多少足りないとか多いくらいならなんとか吸収してしまう努力でスッキリ収まる。しかしカロリーコントロールのために敢えて全量を食べなかったり、或いは中二女子剣道部員のように１パックでは足りないが、さりとて２パックでは多いというケースでは捨てるには惜しくチマチマと小パックが冷凍庫に溜まってゆくのである。
時折そんなルウをエ〜イ！とひとまとめにマゼマゼして煮直してみたりすると予想外の量になって「コイツは夕食の支度をしなくて済んだぜ！」とホクホクしてしまうラッキーもあるのだな。そして当然のコトながらミックスルウはいろいろなスパイスや旨みが混沌としたテイストになっていて、ハッとする美味しさがあったりするのも嬉しかったりするのよ。　そんな“残り物レトルトカレールウ”をスパゲティーの調味に使ってみた。
う〜ん♪　とてもいい香りだしお味も抜群だ。
ジブンで入れたニクやヤサイのホカに元々入っていた高級牛肉の破片など見つけたトキには、まるで道端で100円玉を拾ったようなシアワセを感じたりもして、ナカナカに宝探しテキ好奇心もツンツンとくすぐられる。
もちろんこのウラ事情は家人にはナイショで「すご〜く美味しいんだけど、どうやって作った？」などと訊かれても「ヒ・ミ・ツぅ…」などと絶対にタネ明かしはしないのである。
世の中には知らない方がイイこともたくさんあるのだよ…