いただきモノの赤タマネギで『豚丼』

ご近所さんは野菜づくりがとても上手なのである。ソレに比べて当家の菜園はジツにみすぼらしく、きっとカゲで笑っているに違いないとは思うのだが、セッセとお手入れをしている母君を哀れに思ったのか目の前で赤タマネギを数個引き抜いてくれたらしい。


いわゆるレッドオニオンというヤツで品種はアーリーレッドか、地表から1/3ほど肩を出したその部分も鮮やかな赤紫に色づいていて見るからに美味しそうなのである。
収穫したものをそのまま家に運び込みザッと泥落としした後に球根の先端から延びた葉をバッサリ切り落とした。切り口からは豊かなジュースがあふれ出て新鮮さを物語る。
しかしカットしてワキにおいた葉を見て少し考えてしまった。あまりに青々として朝露がコロコロしているような瑞々しさもあり、なんだか捨てるには惜しい気がしてきた。う〜む、もしかしたらコレだって美味しいかも♪ なのである。


柔らかく厚みもあるが、ちょうど根深葱の青い先端のように大きいのでそのまま使うのはムリがありそうだ。ココはサッと湯通しして食べやすいサイズにカットするのがよかろう…が、タマネギ4個分なのでけっこー大量なのである。
ちょうどこの日は豚丼にしようと思っていたので、フツーのタマネギの代りにこの葉っぱ部分を使ってしまおうではないか!コレなら全部イッキに消費出来そうだ。
豚肉と一緒に煮てみると球根部分と同様の甘い香りがしてくる…ってアタリマエじゃんタマネギなんだから、とひとつお味見をしてみると「いや〜ん♪ 捨てなくてよかった〜」なのであって、ちょうどネギヌタのような食感と香りにタマネギ特有の甘みも加わり美味しいったらありゃしないのよ。
こりゃイイ具が出来たぜ!と早速ゴハンに乗せてドンブリの完成だ。トッピングにこのレッドオニオンのスライスも乗せて“ミョ〜な親子タマネギ”となり、主役の豚肉を食ってしまいそうな勢いでもある。
いつもの豚丼とはちょっと違ったヨロコビ丼にご近所さんへの感謝を忘れてはならない。



☆ コレって野菜として販売してもオッケーかな。 クリックで応援して下さい!





庭のカラーが次々に咲き…



Afternoon, May 02. 2010. @MyHouse           Original Photo