海鮮丼寿司 - artなfoodsのDiary

母君と一緒にジンギスカンの食材を購入に向かったスーパーは、連休の真っ只中のワリにさほどの混雑もしてはいなかった。

もっともソコは大手某Ｊのようなショッピングモールになっているワケでもないし、コドモをほったらかしにして遊ばせておきジブンはオトモダチと買い物に夢中という主婦に都合のよい遊興スペースも備わっていない…と云うごくフツーの実用テキなスーパーなのであるからして当然なのかも知れない。
よくしたもので天気もよいせいか「お〜し、今日はバーベキューでもやろーぜ！」と思いついてしまったヒトが多かったのだろう、テナントの肉屋さんの対面コーナーだけは人だかりがしていて、唯一その場所が連休を実感させる空間になっていた。

買い物をしていると丁度ヒルどきも近付いていて母君と「ナニかパッと食べられるモノを買って帰ろう」というコトになった。家に帰れば昼ゴハン程度の食材ならいくらでもあるワケだが、帰ってからはジンギスカンの支度もしなくてはならないし忙しくなりそうだったのでテイクアウトのランチは無言の相槌でキマってゆくのであった。
例によって低価格弁当もラインナップされており、やはり三百円台でけっこーなオカズの詰め込まれた幕の内風などボクにとってはゴチソーなお弁当もあったが母君はどうもピンと来ない様子だったので鮮魚コーナー脇にある寿司の検討に入った。
おぉ、ココもナカナカに素晴らしいではないか。　獲りたてピカピカの小鯵の握り寿司や近海本マグロの中トロ赤身合わせ握りセットなど「ドレでもいーから早く喰いて〜っ！」といったパックがズラリと並んでいたのね。
しかしふとワキを見ると裁ち落としやハンパものを組み合わせた海鮮丼風の寿司が数個ある。ひとつとして同じ体裁のモノはなく、いわゆるワンオフものと云えば聞こえはいいが、まぁそのアレなんですよってカンジの丼である。
￥398…う〜む、コレで上等ではないか。具が８種類も入っているしさ…
お味は魚屋のプライドにかけてというものが見えていて鮮度・食味ともに申し分ない。若干ゴハンの量が少なめだったが、な〜に夕方からのジンギスカンの前さ、逆に都合がよかったのである。