とにかくフライ持って来い!って『タラのフライ@タルタルソース』

少し前のある日の午後、友人から写メールが送られてきた。昼食に“サーモンフライ”を食した、と言うのだ。


しかも手造りのタルタルソースがたっぷり添えてあってジツに美味そうではないか。ボクはもう居ても立ってもいられなくなって早速冷凍庫の探索を始めるのである。
とは言ってもフライにするような生サーモンの在庫なんぞはナイことはハナっから判っているワケであって、ナニか別の代用品を探し出そうではないか、という寸法なのだな。
鶏肉や豚肉はけっこー手頃なモノがあるものの、タルタルソースで食したいシーフードはやはり見つからなかった。う〜む、これはピンチなのである。


ベツにサーモンじゃなくたってエビやホタテだっていいじゃん…なのだが、あるときはいくらでもあるのにナイときはスッカラカンなのね。そう言えばフライにちょうどいいサイズのブラックタイガーは先日茹でてマヨネーズをつけて喰っちまったしな〜と困窮を極めるのである。
かくなる上は魚肉ソーセージの登場で救っていただくしかない…と例のオレンジ色のビニール皮をムキムキし始めた。そう言えばタルタルソースに使うパセリのコンカッセはサブの冷凍ストッカーに入れてあったなぁとガザゴソやると、ナニやらけっこー大きめな包みが現れた。
おや、コレはいったいナニ?と開けば、なんとタラのフィレ! コイツはラッキーだぜ♪ サーモンフライも美味いがタラのフライだって上等じゃねーか!とイソイソ解凍を始めるのである。
   ◆◇◆◇◆
役者はそろったのでアトは台本の校正だ。タルタルソースは概ねごくフツーの作り方だが、今回はちょっと目先を変えた演出をしてみたのよ。キュウリのピクルスの代りにタクアンを使うのは以前に披露したレシピで、ソレにもうひとヒネリ加えたワザは“食べ残した「高菜」を細かく刻んで入れてしまう”という呆れた脚本にはジッコーしているジブンでさえ可笑しくなってくる。
しかし食べてみれば少なからぬオドロキがあって、も〜そりゃ美味いなんてもんじゃないのである。多分言われなければ食すヒトはソレが入っていることに気がつかないとは思うのだが、ピクルスの代打とは思えない旨みは漬物の乳酸発酵によるアミノ酸の賜物だろうか、ケチな思いつきのワリに上手くいったにゃ…とニマニマしている。




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お散歩…


Afternoon, May 10. 2010.