新ゴボウのサラダ

今年は天候不順でいささかのケチがついてしまった“春キャベツ”の時期も過ぎ、初夏のヤサイが市場に出回り始めた。
マイミクさんの「ヤングコーンを早速試しました」という日記を見てボクも農民市場に急いだのである。

例年ならもう並んでいてもおかしくないヤングコーンがないので市場の経営者に訊くと「今年は遅霜にヤラれちまったもんでさ、あと2〜3週間待たないとダメだねぇ… だもんでさぁホカの野菜もみーんなズレてんだな」と悲しげな表情で語るのであった。
シカタがないので売り場をウロついているとナニやら面白いモノを見つけた。
そう、初夏に出回る“新ゴボウ”である。おや?ゴボウの旬は晩秋から冬にかけてではなかったのでは…と思うアナタは正しいのである。
滝川クリステル…ではなく「滝川ごぼう」という長い品種が中心の関東ではそうしたサイクルで出荷されているが、関西で“葉ごぼう”と親しまれている短い品種は夏ゴボウとも呼ばれ、今が旬なのである。

一般テキな泥ゴボウと違い色もドス黒くなっておらず淡い色の地肌がキレイではないか。
ほんのりと恥じらうように紅くなった上部に柔らかな…と書き始めるとまたエロな方向に行ってしまうので今日はヤメだ。昨日はちょっと調子に乗り過ぎてボーソーしてしまったものね。
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う〜む、コレを美味しく食すにはどんな料理がイチバンか…としばし考えを巡らせた。炊き込みゴハンも美味しそーだし、かき揚げ天も捨て難いにゃ〜♪と候補はいくつか挙がったが、やはりナマに近い状態で食せるモノと云えばサラダ、コレしかないでしょ…と決定なのである。
ごくごく単純に、何のウラワザなどといったものも使わずに作ってみた。ホントはゴマを摺り鉢でゾリゾリしてマヨネーズなどと合わせてはゴマソースを作って和えればサイコーに美味しいコトは解っているものの、ちょっとメンドーだしねぇ…と某Q社の“深煎りゴマなんちゃら”という製品でお手軽あえものなのである。
このテの製品は自ら購入するコトはまずないのだが、たまたま数日前に同社の営業さんからサンプルとしていただいたのが2本あったので使ってみたのね。ところがオドロキももナメ三回も…違うっ、やぱりヤラしーエロおやぢじゃん…驚いたのはその既製品ドレッシングの美味しさなのである。若干甘めに調製されてはいるが、ゴボウだけでなくフツーの葉っぱ系サラダにかけて食べてもジツに美味しい。
肝心の新ゴボウのサラダだがやはり香りが違う。ジャキッとした食感なのに芯の部分には瑞々しさを感じる柔らかさがあって心地よい。
そうそう、ウラワザというにはベツに〜のテクニックだが、ゴボウを和えたらレモンの搾り汁をふりかけておくと色も黒変しにくいし、サワヤカな香りと酸味がマヨネーズ系ドレッシングにありがちなシツコさを上手く消してくれるのよ。




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Sora



Morning, May 16. 2010.