山形県庄内『あつみかぶ漬』


カン違いシリーズというワケでもないが、やはりまたやってしまったのね。
「コレはボクのせいじゃないよ!」と言いたいところはその名称であって、普通“あつみ”と云えば愛知県の渥美半島だし、またソコは農作物の豊富な地域だけに“あつみかぶ”があってもいーじゃないか…と思ってしまうのだよ。
ところがコレは全くエリアの違う山形県庄内の特産品らしいのだな。庄内地方・温海の山間部では急な斜面を利用した焼き畑農法が昔から盛んで無肥料・無農薬の農作物が栽培されているのであるが、その一つがこの赤かぶ「あつみかぶ」なのであった。
繊維のキメが細かく滑らかな舌触り、ナタデココを思わせるような独特な圧縮食感はテマヒマかけて育てるこの農法ならではのものだろう。
甘酢に漬けたこのカブの漬物は大ぶりにカットしてその食感を楽しんだり、細かく刻んで旨みを堪能したりとイロイロ可能なワケだが、試しにやってみた薄くスライスしたものが一番バランス良くその特徴をクチにするコトが出来た。はは〜ん、京都の千枚漬は薄切りが常識というワケが理解出来た気がする。
製造元は東北のアノ名品漬物“晩菊”の三奥屋さん、なるほどサスガの美味しさだ。この漬物シンポジウムで採り上げたコトはないがジツはその“晩菊”はボクのチョ〜大好物で、時々デパ地下で購入しては楽しんでいるのだよ。


晩菊本舗 三奥屋
http://www.mitsuokuya.co.jp/




☆ 宅配で入手しましたがデパ地下でも売ってるかなぁ… ポチッと応援してね!





孤独なモズが一羽
ソコはツバメの定位置なんだけどね…



Morning, May 21. 2010.