富山ブラック


“全国麺めぐり”というシリーズもので5月に発売された商品である。前回は勝浦タンタンメンという千葉・外房の名物がカップスタイルで販売され飛びついてしまったが、今回も富山ブラックのウワサは聞いていたのでいつかは食してみたいと思っていたタイミングの良さにニンマリなのだな。
首都圏なら富山県のアンテナショップなどがあって富山ブラックの生麺なんてのが「さぁさぁ買ってみてくれ喰ってみてくれ!」とテぐすねひいて待っているのだろうが、なにしろ哀愁のイナカ町である、地デジのアンテナショップはあっても各地の名産品には無縁な暮らしはいつまでたっても慣れるコトを知らない。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


さてその濃さというかブラックの名にふさわしい深みのある色合いのスープは当然のことながら塩辛いようなコトは一切なく、クチに含むと豊かな味わいと思いのほかマイルドな風味に少々驚く。


マルちゃんの“四季物語”の凝ったトッピングとは対照的にシンプルな内容は麺とスープに心血を注ぎました…というプロセスの証なのだろうか、フリーズドライにされた一枚の叉焼とネギだけである。ソレもまたヨシだ。


旨味のあるスープは全て飲み干したくなる誘いを強く持ちかけてきて、医者に止められているにも関わらずボクはつい底まで啜ってしまった。
器に残された残留物はブラックペッパーの粗挽きと魚粉やその他の香辛料といったところだろうか、ボクがアトで加えたブラックペッパーを加味しても相当な量が使用されていることが判る。
勝浦タンタンメンのときもそうだったが「こんなに美味いなら現地で食してみたい…」という想いがより一層募ってゆくのだ。


寿がきや食品株式会社
http://www.sugakiya.co.jp/




☆ 今月は“尾道ラーメン”が発売に♪ クリックで応援してね!