和の香草ステーキ重

正確な記憶ではないが“高速道路SA・絶品グルメ食い尽し”みたいなタイトルの番組をやっていたのはかなり前のハナシだ。その中で印象に残っている料理が一つあって例の大食いタレントのギャル曽根ちゃんがワッシワッシと平らげたモノは「和風ステーキ重」…う〜む、コレも曖昧な記憶だけど…なのであって、ミディアム・レアに焼かれたサーロインの上に和の香草が乗せられジツに美味そうなひと品だった。
いつかはそんなお重をばっくり食いたいものだと思っていて、そうした料理に適したニクが見つかったなら即ジッコーと手ぐすね引いて待っていたのだな。
ところが意外に「コレだ!」と言えるステーキ用のニクが見つからないのである。というかケチってばかりいるので正直なところ“安くていい肉”に巡り逢えない、と言い替えなければならないだろう。そりゃソレナリの出費をすれば都合の良いモノくらいいくらでも在るのであって苦労などはしないが、それでは面白くもなんともないのである。
「へっへ〜♪ こんなに美味いもんがこの値段だよ…」
と半ば抜け駆けテキ自慢がしたいというバカなコダワリもある上に中途ハンパなこともしたくないというプライドが実行遅延の原因となっていた。

富士宮市内の某スーパーには精肉コーナーを関東の有名チェーンに委託しているお店があり、先日ソコをプラプラしていると
“当社契約農場 健康オージービーフ 極上ハラミのフインガーカット”
という魅力キュンキュンの商品があるではないか。しかも100g単価は198円と国産牛同クラスの1/3以下で廉売されているのだ。
ふと思ったのは(ナニもサーロインやロースをグリルしてカットというレシピに拘る必要はないじゃん)なのであって、2cm角・長さ5〜6cmにカットされたハラミはそのまま甘辛醤油ダレで焼いてゴハンに乗せられるのである。おぉ〜コレコレ、ボクが待っていたのはこーゆーヤツなんだな!と1人前150gを目安に購入する。そこそこガッツリ食べられてご予算は300円程度、コレなら文句はない。
予定通りに調理は粛々と進行し、トッピングには生姜・大根・青葱・大葉などを準備した。ナゼか茗荷がお店になくてパスとなってしまったのは惜しかったがナシでも充分に美味かったのでヨシとしようではないか。
刻み海苔を最後にパラリとしても良かったかな…などと書けばカッコいいのだろうが、ジツはそう思っていながら忘れていたのである。




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Sora



Afternoon, August 07. 2010.