ビタミンB補給だ『回鍋肉』

プププッと失笑を買うような話だが久しぶりに“廉売でないニク”を買った。銘柄豚ではないものの出どころが明らかで有機穀物肥育をした良質な豚だけにお値段もソレナリだ。
せっかくいいニクが手元にあるのだからちょっとだけ気合いを入れた料理にしてやりたいではないか…というコトで、最初はゴーヤー・チャンプルーなどの沖縄料理にしようと考えた。

ところが肝心のゴーヤーに恵まれない。スーパーにあったモノは鮮度がイマイチだった上、ナゼかお値段も安くない。農民市場に行けば地元産のゴーヤーが安く売っているのは心得ていたが、この日の行動ルートではないのでわざわざ行くのはメンドーだったのだな。
そこで安易に方向転換を図るのである。そうだよ、キャベツとピーマンは先日シゴトで行った道の駅で購入したモノがまだ残っていたじゃん♪なのである。ってコトは『回鍋肉』なのだ。新鮮なうちに消費した方がいいに決まっているし、古いゴーヤーを高値で売りさばこうとしていたスーパーに感謝しなければならない。

古来より中国では豚肉を疲労回復や滋養強壮によく効く肉として使ってきた。それは牛肉の約10倍も含まれているビタミンB1が筋肉に溜まる疲労物質=乳酸を取り除き、夏バテをヤッツケてくれるからなのだ。またビタミンB1には生体活動で不足に陥る糖質をエネルギーに変える酵素を活性化させる働きもあり、疲労感や手足の動きの悪さ・むくみ・息切れといった症状を正常に整えてくれるいいヤツなのである。
そして酒にヤラれた脳ミソも活発にさせるビタミンB12も豊富に含んでいるらしく、おバカなコトばかり考えて疲れた脳細胞を癒すには最適なのね。
例のビョーキの折りに主治医に指摘されていたのは「血中の悪玉コレステロールの数値はモンダイな程ではないが、増加傾向にあるのが気にかかる」といった点であって、コレにも豚肉の脂肪に含まれる飽和脂肪酸ステアリン酸・一価不飽和脂肪酸オレイン酸といったものが血清コレステロール値を下げたり、必要以上に上昇させない作用を持つ…といった都合のよさが有難いではないか。

回鍋肉を食したのは春キャベツを美味しく食べようと料理した3月以来である。こんなに美味しくてカラダにもいいならもっと回数を増やしてもよかったなぁとハンセーなのであった。
ただしソレによるビール要求指数の上昇はミエミエで、その節制にはかなりな忍耐を要するハズだ。




☆ 残った汁はもちろんゴハンにかけて〜♪(笑)
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整列っ!
ってみんな好きカッテにしてるツバメちゃんたち



Afternoon, August 16. 2010.