残暑克服対策『ゴーヤーちゃんぷる〜』

熱中症で倒れるヒトのニュースを連日見聞きしてヨケーにその暑さが身にシミている。日頃スポーツなどで体力を増強している健全な方々とは違い、インドア軟弱派のエロおやぢは「喰いモノでスタミナをつけよう!」などと独善テキ残暑克服対策をジッコーするのだ。

少し前にテレビの紀行番組で沖縄料理をいくつか紹介していて、まあその中でも定番中の定番である『ゴーヤーちゃんぷる〜』ならこのイナカでも入手できる食材で作れるのでそのうち食してみようと思っていた。
もう何度か作っているのでその勝手は解っているつもりだったが、いくつか認識不足だった点があるので番組中で現地のヒトが作っていたソレを忠実に再現してみるコトにしたのだ。
先ずモヤシが入っていないこと。甘辛いタレなど使わず醤油オンリーで調味すること。そしてカツヲブシを入れること。この三つが今までボクが違反していたレシピである。多分各家庭ごとにレシピは違うのだろうが、本来ちゃんぷる〜が持っていたシンプルな美味しさはこんなレシピから生まれるものなんんだろうなぁとピ〜ン!と直感してしまったのだな。
作り始めればパパッと終わってしまうカンタンな調理手順だが“島豆腐”とよばれる堅い豆腐だけは入手できないので、フツーに市販されている木綿豆腐に半日くらい重しを乗せて水ヌキしたモノを作った。
ビックリするくらい水分が出てチーズのような状態になっている。試しにカケラを食してみるとネットリ濃厚で美味いではないか。この日はちゃんぷる〜に使うつもりだったのでつまみ食いは中止してしまったが、そのつもりで作って酒の肴にするのはきっとスバラシいだろうなあ♪と思わぬ余禄に与った。

いい具合に熟れたゴーヤーが2本で¥100というのは農民市場らしいではないか。良質な豚肉をテに入れた時にこの『ゴーヤーちゃんぷる〜』を作ろうと思ったのに肝心のゴーヤーに恵まれず回鍋肉にしてしまった先日だが、今回は鮮度の高いモノを購入出来たのでハリキって調理開始なのである。
半割にしてタネとワタを抜き塩を強くあてて揉むようにしてやるとキョーレツな青臭さが立ち昇ってくる。しばらく放置しておくとドロリと滲みでた水分がボウルの底にたまっていて(あぁコレが苦みのコンクなのね)と独特なエグミ除去の極意を知るのだな。アトは何度も水を取り替えて塩抜きしてやればよいのである。
ほのかな苦みとウリのサワヤカさが残ったゴーヤーはノドの渇きを抑制してくれるような美味しさもある。ホントに醤油だけで大丈夫かよ…と思っていた味付けも豆腐やタマゴの甘みでトゲトゲしさは一切ない。そしてカツヲブシの旨みと香りがジツによく効いていて『ゴーヤーちゃんぷる〜』の真髄を知った気がする。
美味いな〜 スタミナもつきそーだし、ビールにもよく合うし♪




☆ 次回はゴーヤーのサラダに挑戦かな(笑)
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