ゴロゴロっと『チキンカレー』

たまにはフツーのカレーライスもミョ〜に食べたくなったりするものだ。
冷蔵庫にある使いかけのカレールウの素を確認し食材の準備にかかる。前回失敗したのは在庫があるのにテッキリないと思い込んで新たに購入してきてしまったことで、今度は自信を持って大丈夫だ〜と言えるのだな。

美味しいカレーの作り方などというものはすっかり情報の発達した今時ではドナタもご存知のコトであって、今更ウラワザなどと云うものは存在しない。複数種のルウを使うとかインスタントコーヒーのパウダーを入れるなど誰でも知っているので面白くもなんともない。
ソレより天邪鬼なボクはワザとチープで薄っぺらい味のカレーなんぞを作っては
「あ〜懐かしい味♪」
などとバカそのものである。とは言ってもコレがナカナカに奥深いモノがあって、単一種のカレールウの素をスープに溶かし、しかも作りたてのヤツをサッサと食してしまうなど「ソレは如何なものか」と言われるのが必至なカレーを美味い美味いと食すのにはキチンとした理由もある。
もちろんリッチなお味の欧風カレーの場合はじっくり煮込んで寝かしては…といったセオリーを守らなけらばならないが、印度式のカレー料理は全てその場でパパッと組み立て作りあげているではないか。
パーン!とキレのよいスパイスの風味は煮込めば煮込むほど鈍化し、その持ち味のソリッドなシャープさが重なり合って重たくなってしまうのね。ココがそれをヨシとするかフラッシイなヒラメキのようなものを求めるのかの別れ路なのである。 もっとも「たかだかインスタントのカレールウでそんなモノを期待するな!」であるし、そもそも印度式カレー料理とは全く別モノではないか…と云うのも正しい意見だ。しかし“蕎麦屋のカレー”のようにツンとくるあのカレーの風味はそんな市販ルウであっても作りたてであればエッセンスとして香ってくるものなのだな。
プロも使う“S&B カレー粉赤缶”など仕上げに少々加えればよりキレのよいカレーらしさが楽しめる。ただ、その程度にとどめておきたい。そうしなければつまらない中途ハンパさだけが残るカレーライスとなるのだ。




☆ たっぷり食べました(^o^)v 骨つきチキンのブツ切りでやりたかったですけどね…
クリックで応援をお願いします! 「ブロぐるめ」ランキングに参加ちう〜






道祖神さまの肩なら安心だよね




Afternoon
September 09.
2010.