さっぱり系イタリアン『スパゲッティー アマトリチャーナ』

初めてコレに出会った時には聞いたコトのない名前に(なんのコト?)と思った。由来はイタリアのアマトリーチェという町の名にあるらしい。
コテッと煮込んだ濃厚なソースとは対称テキにさっぱりサラリのトマトソースが特徴のパスタ料理である。

正式なレシピは水煮トマトに玉葱やパンチェッタを加えサッと仕上げたソースを、マカロニのように中空になってるブカティーニというパスタで食す…というスタイルらしい。
手元にはそのブカティーニはなくフツーのスパゲティーニだけだったのでソレを使ったが、それも決して間違いなことではないようだ。ただやはり濃度が低く絡みにくいソースにはそうしたタイプのロングパスタがふさわしいのだと思う。
残念なことに哀愁のイナカ町・富士宮にはブカティーニなどという特殊なパスタは売っていないので、静岡のデパ地下あたりまで購入に走るかネット通販などに頼るホカはない。ジツに困った環境なのであるし不便この上ない。
ただ野菜が新鮮で安いとか水質が非常に良好であるといった基本テキ部分には長じたものもあるので差引ゼロか、各地へのアクセスにも有利な位置にあることは総じてヨシとしなければならないだろう。
あ…イナカ町の話をしているのではなかった、パスタのハナシなのである。そう、そして皿に盛り付けるときばかりでなく調理の途中でも若干のパルミジャーノ・レッジャーノを加え、さっぱりした中にちょっとだけ深みを与えてやるところがこの料理のキモなのである。
なるほど、しっかり煮詰めていない分だけトマトソースは旨味も希薄で酸味が勝っているが、ソコにパンチェッタのコクと香り、玉葱の甘み、パルミジャーノの旨味とまろやかさがトマトの香りと手をつないでとても素晴らしいバランスになっている。
その土地その土地で培われてきたレシピにはキチンとした理由があって、伝え継がれてゆく伝統の素晴らしさを有難く頂戴するワケなのだな。




☆ シンプルで美味しいパスタ料理です。スグに出来てしまうところも(^o^)vですな…
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「まぶしいにゃ〜!」
おはよう、ケロ助



Morning, October 06. 2010.