韓国ラーメン@一代元

友人たちが毎年行われる“神戸サミット”を楽しんでいる間、ボクは山梨県にいた。ようやくこの日のシゴトにキリがつき(あ〜ハラへったなぁ…)と時計を見ると午後の2時を過ぎていた。
今ごろキャンプの設営が終り生ビールのサーバーもスタンバイオッケー「ちょっと機能チェックに飲んでみなければねぇ」などと冷たいビールをグビリと飲り始めるころだろうか。
…ひとり取り残されてしまったような焦燥感。
そんなキモチが投げやりな昼食の店選びをさせ、またまた余計に寂しさも募ってくるのである。


そんなワケで目指して行ったのでもなくテキトーにクルマを走らせ見つけた一軒のラーメン屋さんに入ってみた。お昼のピークタイムはとうに過ぎているので店内の客は4人組の老人たちだけだった。
フツーの醤油ラーメンにしようかと思ったが、メニューにはちょっとリキの入った風の『韓国ラーメン』などと云う麺があるではないか。“自家製の激辛味噌スープに生のニラがどっさり。リピーターも多い一代元の看板メニュー”などと殺し文句まで書いてあり、コレはやはりココに来たならコレだよな〜と注文してしまった。
程なくして運ばれてきたドンブリには茹でモヤシの山を覆うようにかけられた刻み生ニラがグッとくるものだった。さっそくひとクチ啜ると思わずムセてしまった。辛かったからなのではない、空腹のあまり慌てていたからなのだ…と思う。
しかし現実はけっこー辛くて美味いのである。よく考えてみればこのラーメンにはニクらしきものは一切入っていないのに、ナゼか美味くて美味くてテが止まらないのである。額やウナジ・首筋にとめどなくアセが流れるが、もーそんなコトはどーでもよくなって、樹蜜に取りついて溺れるように吸い続ける昆虫のようにボクはこのラーメンを食した。
ごめんなさい、あまり期待しないで入ったお店だったのに…って言いづらいよな。



一代元 六科店
山梨県南アルプス市六科558-1
TEL=055-285-5256
ACT=11:00→20:45 火曜定休


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☆ タンタン麺系もあったのですが、ついコレに… でも正解だったかな♪
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村のはずれにあった小さな神社
石畳に射す木漏れ日も秋らしい柔らかさが…



October 06. 2010.