万治の石仏 〜中山道ぷらり歩き〜

いや〜トンカツでハラいっぱい、苦しいなんてもんじゃないのではあるが、下諏訪までわざわざエッチラホッチラやってきた理由が石仏にお目にかかるコトなのだから仕方なしに店を出て歩き始めた…ホントはもうどうでもよくなって帰りたかったのね…というのはウソであって、心地よい満腹感にココロ満ちて歩く中山道はなかなかに楽しいものであった。
今にも雨が降り出しそうな曇天ではあったが、陽が出ていない分涼しさもあってフツーなら満腹胃袋を抱えて歩きもすればアセダラになってしまうところをカイテキにウォーキングできるところが有難い。もしかしてコレはこのところ勤しんでいるサイクル・エクササイズの賜物なのかな…とヒソカな体力増強に自信を持ちつつあるのもジジツなのであった。

秋宮から約1.5km、ゆっくり歩いて30分程度か、ユルい上り坂を進んでゆくと諏訪湖の湖面も見える。途中には武田信玄所縁の社寺も多く立ち並び本当はそのひとつひとつをゆっくり観て回りたいところではあるが、帰路にはシゴトも待っていてあまり時間のヨユーがないので急ぎパスする。
涼しいとはいえ小アセなどわずかに滲ませながら目的の“万治の石仏”が鎮座している場所入口に到着したのは午後の1時を過ぎた時刻だった。
諏訪大社下社春宮の西側を流れる砥川には小さな中州があり浮島神社の祠があった。紅葉もチラホラと始まっていて、あとわずかすれば美しい渓流を見せてくれるだろうという小径には岡本太郎氏の筆による“万治の石佛”と彫られた石碑が建っていた。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
さて、いよいよ到着だ。
想像よりも大きく、そして静かなエネルギーを蓄えた石仏が待っていた。


素晴らしい… あの岡本太郎氏が絶賛しただけのことはある
写真で見る限りではユーモラスな部分が印象テキなのではあるが、実物…あ、モノではないので実仏か…を拝見すると、もっと深い情念の存在が伝わってくる
   Original Photo



本当はもっとよく見て触ったりいろいろな角度から撮影したかったのだがサスガに日曜日だ、次々に訪れる老若男女がその周囲をグルグルと取り巻きピースで記念撮影などしているため、コレが精いっぱいだった。やはりキチンと撮影するならば平日の早朝などが望ましいのだろうなぁ。
しかしココまで来るってのは富士宮からだとかなりの距離があるし、そうそうお気楽に訪れるのはムリだろう。ただメガニスト諸氏なら車山高原・FBMの帰路などに立ち寄ってみるのは正解かもしれない。と云うより、先の“丸一さんのとんかつ”とセットで…と強くおススメする。

地元では「浮島の阿弥陀さま」と呼ばれていて、高さ2.7m、長さ4mの自然石(輝石安山岩)の上に、二尺ほどの仏頭がちょこんと載せられている姿はドコにもない個性があって、一度見たら忘れられないお姿なのである。
通常なら石仏は一つの石から削り出して造られるものであるが、もしかしたらコレはもっとプリミティブな信仰の対象であったかもしれない。一般的な仏教彫刻の仏像の御顔とも違っているし、なんとなくモアイの石像を想わせるような風貌もそんな想像を強くしてゆくのである。
似たようなフォトだがヒトと大きさの対比が出来るように周囲も含めて一枚を撮影してきた。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
石仏の傍らに立っている看板には


万治の石仏と伝説


南無阿弥陀仏万治三年(1660)十一月一日
願主・明誉浄光 心誉廣春


伝説によると、諏訪大社下社(春宮)に石の大鳥居を造る時、この石を材料にしようとノミを入れたところ傷口から血が流れ出したので、石工達は恐れをなし仕事をやめた(ノミの跡は現在でも残っている)
その夜石工の夢枕に上原山(茅野市)に良い石材があると告げられ、果たしてそこに良材を見つける事ができ鳥居は完成したというのである。石工達は、この石に阿弥陀如来をまつって記念とした。尚この地籍はこの石仏にちなんで古くから下諏訪町字石仏となっている


下諏訪町

とあって、もっともらしいのではあるものの(なんとな〜く作り話っぽくてナニだよな…)と思うし、その隣には観光協会のテによる「石仏のお参りの仕方」なども書かれていてナンダカをしてその周囲を三周回れ…などと指示されてはいるが、それも現代のヒトがカッテにデッチ上げた作法なのであって、決して昔からそのようなコトが行われていたワケではない。マジに思ってその通りに動いているヒトを見ると滑稽で仕方がなかったのね。


しかし今回の中山道ぷらり歩きはなかなかに面白かった。
やはり諏訪大社の周辺には歴史スポットも多く、時間があればぜひ再び訪れて多くを学んでみたいと思うのである。そうした遺産ばかりでなく温泉の多く噴き出る街歩きやグルメなお楽しみも隠されていそうだし…と、またまた困ったコトを記憶してしまったのだな。


諏訪大社下社春宮
長野県諏訪郡下諏訪町193
http://suwataisha.or.jp/


万治の石仏  MAP










かぶちゃん
おはようございます! とうとう雪になってしまいましたね、札幌…
雪の大通公園の映像を朝のニュースで見て秋も深まり間もなく冬なんだな〜とジミジミ思いましたよ。またタイヤ交換ですな、忙しい(笑)
そうか!この万治の石仏は雪が降ってる時に撮ったらまたスバラシいものになりそうだにゃ〜(`∀´)☆ ってさ、タイミングを合わせるのがタイヘンそう… 地元のヒトじゃないとムリかなノ(´д`*)
あ〜、またこのとんかつ喰いて〜。フツーだとアレだけ食べると何時間もモタレてウンザリなんだけどね、肉の脂・揚げ油…全ての質がいいのかスッキリなのよ〜♪ そしてホントに美味かった…あ〜、またこのとんかつ喰いて〜喰いて〜。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

おっと、またワンコイン朝食が始まりましたか!
メインは焼鮭?と青菜の和えものにタマゴ焼、レンコンの天ぷら?、納豆・牛乳、澄まし汁にゴハンね〜♪
いいよなぁ、コレだけバランス良ければ申し分ないじゃん。サスガに栄養士さんがプロデュースしたものだね〜 w(^o^)w
でもなんかゴハンが少なくない?(笑)
去年も確か三日間だっけ?コレを実施したのは。今朝はどんな朝食なのか楽しみだね〜



う〜様
おはようございます! ジツに幸福な時間でありました…
健康のコトなどを考えたのは入店するまでの話でありまして、頼んじまえばもうイッキに突入ですな(笑) え、ナニに?って「とんかつモード」ですよ\(≧▽≦)丿
もう食べているときも食べ終えてからもシアワセなキモチでしてねぇ(笑)アレだけ美味いと、もうゴタク説教ウンチク忠告もーどーでもよくなってしまいますね。
アレから三日経ちましたが、未だにこのとんかつがまた食べたくて仕方がないんです。こんなキモチになったのは初めてでやんす、いや〜マジでヤバイっす(*^▽^*)アハハ



白猫さん
おはようございます! あ、万治の石仏ならタダっスよ(笑)
ソレじゃあオナカはいっぱいにならないよ!ってね(´▽`*)アハハ
観光客相手ではなく、ムカシから地元の人たちに愛されてきたお店というのがよ〜く解るお店です。来店していたのもシゴト中の左官業系オジサン3人組とかフツーの4人家族ってカンジのお客さんが多かったかな。
メニューやポップには書いてませんが、もしかしたらお代りゴハンはサービスかも… オジサンが依頼してましたのでヽ(´∀`)ノ