(101) 茨城県水戸『秘伝金印くめ納豆』 

このところテレビCMで認知度が高くなっている納豆だ。変わった製品に飢えたお奉行サマとしては放置するワケにもゆかずいつものスーパーでの廉売を狙って購入してきたワケである。

この企業の納豆はこれまで何度もクチにしてきたし、富士宮でテに入れやすい上に実際食味も大変に結構で食卓に上る確率は高かった。ソレでも地方の一企業なので全国版テレビCMはおろか地方版でさえも期待などしていなかったものがイキナリ「秘伝金印!」と有名タレントを起用しての納豆タイムには驚いた。へえ〜、どうしちゃったの?くめ納豆さん…と思っていたらホームページを見て納得した。
いつの間にかミツカングループの傘下に納まっていたのである、ナルホドなのだな。このところミツカンさんは次々に納豆の新商品を投入して一般小売店でのシェアを拡大している。安定した品質や近年の消費者ニーズを上手にとらえてなかなかに魅力ある(といっても本格納豆マニア向けではなく、ごくフツーに食べたいというヒトたちのためのものだが)商品を提供しているのは歓迎すべきことだろう。
コレはMIZKANブランドではなく別チャンネルでの販路拡大を狙ったもので「ちょっと本場の高品質納豆だもんね♪」というウリが(おらヒトとは違うもんが喰いてーだよ)という欲望にチリチリと火をつけてくるのだな。
謳い文句通り“小粒・柔らか・濃い目のタレ”というスペックはごく一般テキな価格からすると一歩上をゆく内容でお買い得感は強い。小粒というのはさておき、もっちりと柔らかな噛み応え舌触りは(あ〜水戸ナット)というシアワセなキモチになるし、タレが濃い目に仕上げてあるのはボクが好む生醤油がけに近い感覚で歓迎なのである。

しかし関東で昭和27年に“有限会社くめ納豆店”としてスタートした企業が中部の醸造酢企業とテを結んでその優良な食品を世に広めてゆくというのは賢いタクティクスなのであって、単にコスト対策や収益拡大を目的にしたものとは趣を異にする。同社の製品ラインナップを見ると容器や意匠にはあまりチカラを注がず、ひたすら納豆としてのステータスを高める方向性なのだなぁと感心する。食品とはかくあるべし、というよいお手本なのだ。
もちろんごく標準テキにゴハンにのせてばっくりというスタイルで先ずはお試ししてみたが、先日すこし目先を変えた食べ方をしてみよう♪と“手巻き寿司”風なコトをやってみた。カラシではなくワサビを加え、焼海苔に拡げたゴハンでその納豆を包む。そして半熟タマゴをたっぷりとからめてはクチに運ぶのである。
あ〜美味い♪ なんだかヤバヤバだよね、こーゆー食べ方ってさ…


くめ納豆
http://www.mizkan.co.jp/kume/




☆ ホカの納豆もテに入らないかなあ、地元じゃないとダメ?
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今朝は曇天の夜明け、富士山は裾野しか見えません
都合がよいことに昨日夕方撮影したものがありますので…
日没の微光に赤く染まる五合目付近から上と、東の空に輝く満月
出先から帰る途中で運よく遭遇しました



4:43PM, November 21. 2010. @Mt.Shiraosan, Fujinomiya-City