破れジーンズと『親子味重ね』

正確には「紅鮭ほぐし身といくらの二色おひつごはん膳」で“手ほぐし紅鮭といくらの濃厚な味わい”というキャッチコピーが添えられた期間限定メニューだ。

長らく愛用していたジーンズのヒザが破れてしまった。いや破れてアナが空いてしまったのは随分前のハナシだが、履くときに足を突っ込んでしまいエラく不都合なこと、しゃがむとヒザがスッポリ出てしまうようになって立ちあがる度にメリメリ音をたてること、ソレになんといってもいいトシをしたオッサンが破れた衣服を身に纏っているというみっともなさ…　若いトキはどんな格好もソレナリにシャレたものがあってよいのだが、サスガにビンボったらしいではないか…と云うコトでジーンズを新調しようと静岡市内のショッピングスクウェアに出かけた。
ときに昼めしタイムなのである。本体のビルとは別館で飲食店だけがテナント入居している建物に２Ｆからの通路で繋がっているので本館のほうにはソレがまるで煙突のような具合にいい匂いが運ばれてくるのである。従ってジーンズ選びはウワの空となり、テキトーかつ投げやりなチョイスでサッサと終わらせ飲食スポットに急ぐのであった。
サンプルが美味そうだったコレに決定した。海の親子二色おひつごはんにカキフライ、海老しんじょの揚げだし、デザートの柚子寒天、味噌汁、香の物やブブアラレ+刻みネギ+ダシ汁の茶漬けセットまでついて￥1090というお値段には参った。
いや〜美味いっス♪

おひつゴハンは先ずはストレートに、次に薬味を添えてマゼマゼしたもの、フィニッシュは茶漬け…　もう文句なんてコレっぽっちもありませんな！というカンジだ。
添えられたオカズがまた気の利いたヤツで、よく考えると海の幸づくしになっているではないか。
いいねぇ、また喰いたいねぇ、家庭じゃこんなメンドーなコトなんて出来ないもんね〜なのである。