参拝と団子…どちらが目的か『法多山名物・厄除だんご』

朝食を摂っていたら上唇と歯茎の間に痛みを感じた。指で押さえてみても痛くはないが舌が触れるとピリリとする。う〜む口内炎かよ…と思ったがそうでもないようだ。
どうやら前夜のハミガキの際にチカラ任せでゴリゴリとやってキズついてしまったようである。困ったヨッパなのであった。

これは精進が足りないせいなのではないか、そうだ袋井の法多山に参拝して厄を落として来よう!とワケの解らない論理で参拝を決行した先週土曜日である。
しかし本当のモクテキは名物の串団子を喰うことなのであって、法多山尊永寺参拝は単なる言い訳目くらましと云うエロおやぢなのであった。よく考えるともう二年近く食べていないその団子は、静岡の地方民放の某番組で竹田君が美味い美味い♪と喰っているのを観たボクが面白半分興味本位で突撃しては食べてみて、あまりの美味しさにカンドーハマハマになってしまったモノなのである。
県西部にお住まいの方々にとっては「初詣=法多山=厄除だんご」というお約束テキ連鎖らしく、参道にある茶店では一人で10箱以上抱えて帰るヒトは珍しくもなんともない。
法多山ではその昔、毎年正月に江戸幕府の武運長久・天下泰平・五穀豊穣を願って名産品を献上する習慣があった。十三代将軍家定の頃に門前に住んでいた寺士・八左エ門さんが発案した「観世音名物団子」が登城の土産に添えられたのを始めに将軍家より「くし団子」と命名され、以来一般参拝客にもふるまわれるようになった。その後俗に『厄除だんご』と呼ばれ親しまれる名物に成長したワケである。


細長いモチがくっついた状態で5本一組、それが2つ皿に乗って¥200だ。餅の柔らかさ、小豆あんのツブシ加減・甘さの塩梅…もうカンペキにボクの好みにフィットしているのだな。
賞味期限が翌日までと云うのもマゼモノがないホンモノの証拠であって、その製法は頑なに守られているようだ。翌日にちょっと硬くなり歯ごたえ弾力の増したコレもまたスキなのであって、参拝時の茶店で柔らかなものを楽しみ、家に帰ってまたベツのお味を…と云うヨロコビもある。
土産用のハコには5本組×2段×3列となっていて計30本の串だんご、コレが¥500と云うのも安くて嬉しいではないか。


法多山尊永寺
http://www.hattasan.or.jp/


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今朝の富士山
薄らと霞がかかっていますがいい色に染まりました


6:56AM, January 13. 2011. @Fujinomiya-City