迷った末はやっぱり『ラーメン』@柏木食堂

おぉ〜、なんてスバラシい外観だろう!見た瞬間にボクはクルマを停める気になった。
富士宮市の大岩地区、昭和のころまでは畑地が拡がるノドカなエリアだったが近年は造成なども進んですっかり住宅地化している。と云っても相変わらず道路は拡幅もされずそのままで、ムカシながらの風景も見ることができるのだ。
暖簾をくぐろうとすると右端がめくれ上がっていて(風でも吹き上げてそーなっちゃったのかな…)と思っていたら、キチンと洗濯バサミで止めてあり人為テキにそうされたものだと判った。ヒトの出入りがしやすいように…との店主の心遣いなのである。

お店に入るとソースの焦げる匂いにジャ〜ッという音が洪水のように充満していた。厨房とは別に店内にしつらえた鉄板で焼そばを調理しているのであった。
ナニを食べるか全く決めていなかったので一瞬焼そばもいいにゃ〜♪と思いつつメニューを眺めるとドンブリ角界の東の正横綱かつ丼からカレーライス・オムライス・エビフライ・ショーガ焼定食・ニラ炒め定食・ギョーザ・うどん&そば…と和食から洋食中華までなんでもアリ状態であってコレぞ「ザ・食堂」といった体だ。

先客が注文していたのは『いか焼そば』だったらしく、炒めたキャベツや麺・ソースの香ばしい匂いにイカの焼ける香りが一体となって空きっパラにはかなり堪えるパンチだ。鉄板の上でシュ〜という音をたてて盛り付けを待っているのも気も狂わんばかりのオーディオ&ヴィジュアルでボクに迫ってくる。
あぁ、でもソレは絶対に美味しいというコトは百も承知しているので、ナミダを呑んで見送るのだよ…カツ丼もいいし鍋焼うどんも捨て難い、野菜炒め定食も安くて魅力ビシビシ…なのだが、そう!やはり先ずはキホンの『ラーメン』なのだな。

次々にやってくる客の注文を上手にさばきつつ、ボクのラーメンもそう待たずして作ってくれた。きっとこーゆーものが出てくるだろうとは思っていたが、やはり実際メの前にするとカンドーやカンゲキというものがある超トラディショナルな一杯。
モモ肉チャーシュー、ナルト、シナチク、板海苔そしてたっぷりで新鮮なネギ…コレ以上望むものはない。澄んだスープはダシがよく利いていて醤油っぽさが抑えられている。とても柔和なお味だ、最後の一滴まで飲み干せる。美味い♪
う〜む、ラーメンがこの出来ならホカのメニューも期待できるぞ。次はナニを食べようか…この日記を書いている今もワクワクしてるのよ。



柏木食堂
静岡県富士宮市大岩1557-1
TEL=0544-27-9200
月曜定休

MAP






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Sora



5:25PM, February 05. 2011.










かぶちゃん
こんにちゃんこなべ!
どーだい!スゴい食堂だろ〜\(o^∀^o)/ まあこんな哀愁のイナカ町に来なきゃこーゆー楽しみは味わえないってもんよ(笑)
そう言えばベル食品さんって成吉思汁タレのほかにラーメンスープも作ってるんだよね。きっと流行に左右されないムカシながらの作り方なのかなあ…その美味しさって、なんだか北海道に住んでいたころの懐かしさが残っているんでしょ、ワカルような気がするなあ。
先日とうとうラム肉冷凍ブロックを買ってきました。いよいよ例のタレでジンギスカンです♪
サエちゃん? あ〜ボクはもう渕岡友美さんに乗り換えてますから(≧∇≦)b

   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


今日の富士山
ようやく白嶺が戻ってきました


3:25PM, February 09. 2011. @Fujinomiya-City



う〜様
おはようございまっからん!
このフンイキ、ジツに心地よい空間なのであります。出来ればお昼ゴハンに行くのではなく、焼そばやギョーザなどをつつきながらグダグダとビンビールなど飲みたいお店ですねえ。 シメにちゃんとラーメンもあるしさ♪(´▽`*)アハハ
ところでう〜さんお住まいの神戸から近いところに加東市ってあるでしょ?
ソコでこんなラーメンがあるみたい…
播州ラーメン
http://tajimalibe.blog73.fc2.com/blog-entry-843.html
いいねいいねいいねえ〜\(o^∀^o)/
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
おはよ〜ございまおたいしゅ!
既に実食済みでしたか、ウワサ通り甘いのですね…
その甘さってどんな種類の甘みなんでしょ、よく野菜のダシ(タマネギなど)のせいで甘みが強く感じるスープってありますけどね。今また食してみればまた違う印象を持つかも知れませんよ、近くまで行く機会があればぜひ(*^−')ノ



ラントマンさん
こんにちは!
コチラでも状況は一緒ですよ、そのほとんどが廃業というのは農業・漁業と同じ後継者問題を抱えているということと、チェーンの各種飲食店がクルマ社会のニーズに一致して大量に進出してきてるからなんですね。
それでもラントマンさんやボクのように「こんなお店の方がキモチいいや」という人々も少なからず存在しているワケであって、根強い人気に支えられ生き残っている食堂もあるワケですな。
残り少なくなったこういう形態のお店ですが、これからもチャンスがあればクローズアップしてゆきたいと思っています。