がんばれ千葉県！『イチオシキムチ』いただいてます

キムチと千葉県はカンケーないだろ…と思うのは早計だ。このキムチの工場が千葉県に在るのよ、と云うのも確かだが原料となる野菜の供給や周囲の環境・首都圏への配送コストといった諸条件はキムチだけでなくその他の食品産業にも有利な立地なのである。

そしてイタリアンの人気シェフが何故キムチ販売を推進するのか、と云うギモンにはメーカーのしたたかな戦略があるのよ〜とお答えしておく。イチオシなどとハデ目なキャッチコピーでテレビＣＭに出演すればオバハンはきゅん♪とラブ注入されたようなカン違いをしてスーパーへ買い物に急ぎ、真っ先にキムチコーナーを目指しコレをダダッとカゴに入れるに違いない…という読み。
ボクもその一人だ…と云うのはウソに決まってるだろ。でも正直なキモチを吐露すると、このヒトってカマっぽいと思いませんか？ってね。ええ、カマには興味ありません。やっぱりねーちゃんの方がいいっス…てなエロおやぢである。
まあそのハナシは本当にドッチでもいーことであって、本題は震災発生前に購入してあったこのキムチがけっこー美味しくてイケました！ということを言いたいのだな、ボクは。韓国の本格テキなキムチとはちょっと方向性が違うけれども、大方のニッポン人にウケる上手な作り方をしてあって和風系ダシの効いた万能オカズ的レシピは完成度が高い。酸味少なめ、ちょい甘口だけど唐辛子もビシっと決めてある…そんなキムチだ。
ＣＭのようにパスタに絡めて食す気にはなれないが、実際やってみればソレナリに美味しいだろうというのは想像に難くない。気が向いた御方はぜひジッコーしてボクに感想をお寄せ下さいな。そうそう、そういえば先日ＢＳ放送で韓国ドラマの「パスタ」（韓国のイタリアンレストランを舞台にしたけっこードタバタ系ラブコメ）を見ていたらヒロインが屋台でヤケ酒を飲むシーンにキムチが置いてあるのを見つけ「あ〜やっぱり韓国の若者も酒のアテはキムチなのね」と思ってしまったのだ。う〜ん、それこそカンケーない脱線だ。

しかし東西南北に広い千葉県は今回の震災被害もエリアによってマチマチで、茨城県に近い沿岸地域では大きな津波に襲われ犠牲者が出てしまっているのは痛ましい限り、謹んでお悔やみを申し上げたい。
ネズミ遊園地などの遊興施設はどーでもいいが食品製造業が多く集まる千葉県の今後が心配だ。オマケに原発からの放射性物質による汚染騒ぎ（コレも曖昧な暫定基準値とやらのオカゲで混迷を極め過剰反応に陥っている）で農作物などの出荷にもストップがかけられ始めている。日々クチにする野菜類の一大生産地帯である千葉県、震災の直接的な被害はすくなくても真綿でクビを絞められるような苦しみがジワリと取り巻いている。
各地にある原発の今後の安全性云々を騒ぎ立てる前に“我々ニッポン人は何故こんなに電気が必要になってしまったのか”と云うことを議論すべきだと思う。アナタその電気、今本当に必要？と問いかける勇気が求められている。
同時にとりあえず現在の窮状を救わなければ…
がんばれ千葉県！