『ソースひれかつ丼』

本日メガニスト諸氏は福井県で行われているフレンチトーストピクニックなるイベントに参加されているようだ。参加者は必ずフレンチトーストを持参しなくてはならない…などというキマリはなく、某有名クルマ雑誌のイラストレータ殿を核にしてフランス製自家用車生活を大いに謳歌しようではないか、という催しなのである。

その福井県ではニッポンの「ソースかつ丼」の発祥・元祖と云われるヨーロッパ軒という洋食屋さんがかつ丼界の重鎮として君臨していて、彼の地を訪れた者はソコでその名物である「ソースかつ丼」を喰って帰らなければ末代まで災厄に見舞われるというウワサもあるほどだ。ウソです。
というかソレくらいソースかつ丼教信者にとっての聖地なのであって、お店から半径5km以内のエリアに侵入してからは五体投地でジックリ前進し有難いという想いを増幅させ祈りを捧げハラをすかせてはその食事をクチにしなければならないと云う。これもウソです。
まあとにかくそれくらいハズせない料理ということなのだな、連中が今ごろヘラヘラしながらソレを喰っているかと思うとちょ〜ムカつくのであって、そんならコッチはちょっと先にもっと美味いヤツを喰ってやろーじゃないか!ということでトンカツ界のプリンスである“ひれかつ”様においでいただいた…ってワケなのよ。けっ!ザマミロ、薄切りの豚ロースなんてケチなニクではなく、ジブン好みの適度な厚さにカットするヒレ肉だぜ、格が違うってもんさ。
ヒレ様が何故プリンスなのかと云うとご出身が海外ということで皇太子ではなくプリンスとお呼びするのであって、当日カナダからお越しになられた庶民派プリンス殿はナゼか近所のスーパーで¥95/100gという破れかぶれの廉売…おっとシツレイですな、ジツにフレンドリーな御振舞にてお近づきになられていた…というウラがあるのだよ。
平素は中目のドライパン粉を使用しているが、プリンス殿に粗末なお召し物というのもナニなのであって、ちょっとフンパツして粗目の生パン粉をご用意させていただいた。
仕上がりはやはりサックリしていてお育ちの良さが引き立つというものだ。柔らかな春キャベツの上にお乗りいただき、ブルドック中農ソースにヒミツのアレを少々混ぜたものをダダッとおかけするとサイコーのパフォーマンスを披露していただける。ジツに美味しゅうございます。
しかしヨコ文字ではBull-Dogなのにカタカナだとブルドックとなるのはどうしてなのかな、プリンス殿に訊いてもご存じないとお答えになられるだけなのだ。




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Sora



6:00PM, May 14. 2011.