テイクアウトで『帯広ぶた丼』

「あ〜あ、もう帰ってから夕食の支度するのもメンドだしなあ…」と云う日だってあるのだ。都合のよいことにいちおー手造りっぽくしているお弁当チェーンもあって、シゴトの出先から帰る途中に立ち寄ってみたりもするのである。
以前に食した「茄子天のり弁」なんてのが安くて美味くてとても印象がよかったのでソレでも買って帰るか…と店舗に入ると、大きなポスターが掲示してあり全国各地の“ご当地グルメ弁当”みたいなものがいくつか提供されていた。
その中のひとつ『帯広ぶた丼』にトキメキハートアタックされてしまったのだな、う〜むこの表現を使うのは二度目だがやはり古い感じがする。どうも70年代ポップスの安っぽいキャッチコピーのようであるが、同じく安っぽいエロおやぢにはちょうどよい心象風景描写であって、これから頻繁に登場する可能性も否定できない。脱線だ。
帯広のぶた丼は近年急激にクローズアップされている地方グルメだが、トナリ街の釧路に住んでいたころは豚丼のブの字も出てこないくらいに全く知られていない存在だったと記憶している。いやB級グルメブームにあやかって急激に捏造されたものではなく、帯広地方に住むヒトビトにとってはあまりにもアタリマエすぎる存在だったからなのであって、彼らにとってはラーメンでもなく牛丼でもなくカレーライスでもなく圧倒テキに「ぶた丼」だったのである。

そんな「ぶた丼」は当然の如くエロおやぢは食した事がないわけであって、あぁせめて隣県くらいだったらソッコーでお試しに走るんだけどなあ、サスガに北海道まではムリなのである。
北海道物産展で見てきたりいろいろな情報を参考にしてジブンで作っては食したこともあったが、やはりプロフェッショナルの商品も実際に食してみたいではないか…と思っていたのでこのお弁当屋さんに希望を託してみたのである。
本当はもう少しブ厚い豚ロースを網焼きしては甘辛い醤油タレで仕上げたものが現地仕様なのだろうが「まあ、こんなカンジで如何ですかい」てな帯広ぶた丼はフツーの生姜焼くらいの厚みの豚バラ肉が奢られていてそんなに落胆するような内容ではない。いやけっこー美味いのである。ニクをアグアグわしわし噛み喰うダイナミックさはないが、そこそこにそのフレーバーが楽しめることに満足すべきだろう、五百円だしね。


お弁当DonDon(株式会社どんどん)
http://www.dondon.co.jp/





ポチッ↓↓↓とクリックで応援をお願いします from Art-Foods






東北地方太平洋沖地震義援金
あなたが今スグできること…
http://volunteer.yahoo.co.jp/disaster/list/0047.html