(147)日清焼そば『沖縄タコライス風』U.F.O.


先月の新発売だから夏ド真ん中のフンイキ勝負に出たカップ焼そばだろうなあ…と期待感ゼロからの出発。しかも沖縄なんて行ったことはないので名物のタコライスなるものも食したことは当然ないワケであって、コレがそーゆー味なんだよ!と言われても(え…ええ…そーなんですかぁ…)と無表情にコトバを返すだけなんだろうなあ…と想像がつく。
しかしU.F.O.なのに四角い顔だよ!BIGだよ!ってのもヘンな感じで、謎の円盤U.F.O.スタイルが当たり前だから違和感を持ってしまうのかと思いきや、四角いフォーマットにちゃんと円形の図柄がデザインされていて、脳内イメージ的にはやはり謎の円盤U.F.O.が出来上がっているのはサスガなのである。もしかしたら円形容器と両対応?なんてドッチでもいいハナシか。 
添付の小袋は二つで、一つはタコライス風味の特製ソース、そしてもう片方はなんと本物の粉チーズと云うのには驚いた。先にも述べたが期待感がゼロだったというのは、従来の製品だと(例えば某社コラボの〇ザーラ・〇〇チキン味など)チーズ風味とはいってもたいていはソレっぽいフレーバーがソースに仕込まれているだけで、旨味はないし香りもジツにインチキ臭いものしかなかったので、コレに関しても(どーせそんなもんだろ)くらいにしか考えていなかったのね。いや〜恐れ入谷の鬼子母神である。

具は主にゴロゴロミートボール風とFDキャベツ、ここにソースをチュウと絞り出して混ぜ始めると「あら〜!なんだかメキシカンな香りがしてくるじゃん♪」なのであってイッキにパラダイス、マリアッチの賑やかな演奏が始まるようなキブンに思わず「テキーラ持って来い! ライムを忘れるなよ!」とコシを振りたくなる。大袈裟か、そうでもないと思いますけど。
そして添付の粉チーズをトッピングして完成だ。メキシカンタコスの香りに乗せられてかなりハイなキブンになっているが、食してもそのコーフンは変るところがない。そうそう美味いんだよ、コレ… なんだか意外だったなあ。
ただハッキリ言ってゴハンには合いませんね。この味ならパンには挟んで喰うのが一番かな、もちろんトルティーヤなら文句なしだ。トマトベースのソースにチリペッパーやクミンやナツメグといったスパイスのカオスが、乾燥して熱い空気感を圧縮しては投げつけて来るようである。
正直に申し上げると、この技術と感性はカップ焼そばで終わらせてしまうには惜しい気がする。ぜひ“熱湯を注げば出来上がるタコスの具”といった製品として世に送り出して頂きたい。


日清食品株式会社
http://www.nissinfoods.co.jp/


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Sora



9:09AM, September 18. 2011.