カングー入院顛末と『煮込みハンバーグ』

あぁバッテリーが突然死んじゃったのね… この現象はあまりに慣れ過ぎていたのでてっきりそうだと思い込んだ。ディーラーにバッテリーの在庫を確認し、とりあえずエンジンを起動し回送しようとメガーヌのバッテリーを接続してみるがウンともスンとも言わない。

あら〜コレはけっこー重症かも、トーシローじゃテに負えないなあ…と諦めてJAFさんのお世話になることを決めるにそう時間を必要としなかったのは一昨日の土曜日のことだ。
昨日の日曜日の朝イチに予約を入れてレッカー車の登場である。ジブンのクルマがレッカーに積み込まれるのを見るのはこれが二度目だが、何度見ても情けないものだ、哀れと言ってもよい。
ところがルノー静岡にカングーを降すとナゼかエンジンはかかってしまったのである。なんてこったい! レッカー代金+東名高速通行料の三万円弱はドブに捨てたも同然ではないか。
カニックさんのお話だと「シフトレバーの位置センサに接触不良などがあって始動ロックがかかってしまっていたのではないか、レッカー積み込み時にパーキングロックを外すなどの操作でソレが復旧して…」とまあなんともマヌケな顛末なのである。

そのままスゴスゴと持ち帰るのもなんだかシャクなので、ついでにATに時々現れる若干の不具合やアレコレいうところの点検整備をお願いして強制入院させることにした。代車はホンダのシビック、久しぶりに運転するホンダ車で装備も何不自由なくよく動く。ただし各種フィールは可もなく不可もなくといったカンジでドライブの楽しさ感は皆無。メガーヌと比べるのはシビックが可哀そうだが、ただの商用車であるカングーと比較してもエキサイティングな部分はなくて面白くもなんともない、まあこんなもんかな。
せっかく静岡市内まで来ているのだからついでに買い物とメシでも喰って帰ろうと中心部に向かった。やたら混雑しているのはボーナスサンデーとやらのせいでもあるのか、ニヤけた人々が溢れかえる喧噪の商業施設はウンザリだった。賞与などという収入に無縁なエロおやぢのつまらない嫉妬心も確実にあると思う。
昼食の場所に選んだのは静岡駅に続く地下街にある「蒼宛」さんという喫茶レストランだ。いつが創業なのかは知らないがボクが大学生だった頃にはすでにあった老舗、カネもない学生だったクセに待ち合わせやヒマつぶしに何度か利用したことがあった。30数年ぶりに入ったことになる。
焼きたてのワッフルがウリの喫茶店は今では改装リニューアルされてけっこーオシャレなお店に変身していた。相変わらずなのはメニューの豊富さとその安さで、パスタや日替わりのランチはドリンクやサラダもついて¥600くらいからあるのは有難い。
ボクが注文したのは『煮込みハンバーグのランチ』で美味しいパンとドリンクがついて¥850というリーズナブルなもの。しかし内容は本格派でジュウシイでお肉の香りも佳い手造りハンバーグがたっぷり添えられたガロニといい塩梅のデミグラスソースに囲まれて熱々で運ばれてくる。こーゆー本物を知ってしまうとファミレスなんぞのヘンなランチには見向きもしなくなる…というものだ。何十年と変らず存在してくれていることの有難さも噛みしめてきた。





蒼宛
静岡県静岡市葵区紺屋町8-13
TEL=054-255-5625








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