いつまでたってもマトモな『炒飯』に辿りつけない

タマゴの摂取を控えて『ツナとコーンの焼めし』にした前回から順調に経過し、例のビョーキの〇〇値もアンダーラインとなったボクにはいよいよフルスペックの『炒飯』を喰う資格が与えられた。

そう、そのフルスペックとはネギ・タマゴ・チャーシューという三種の神器がゆるぎない調和を以てパラリふわりと黄金色に仕上がった王道炒飯のことなのだな。
角切りにしたチャーシューをどっさり入れて…って先ずは出だしからして躓いた。おかしいなあ、確かジブンで作った豚バラ叉焼が一本冷凍してあったはずなんだけど。う〜む、どれだけ探してもない。もしかしてマミオツにして楽しむ予定だったソレは、ボンビで具がないラーメンを食す勇気をどうしても維持することの出来なかったあの日、エイヤ!と切って喰ってしまったのではなかろうか。忘れていたぜ、すっかり未だあるものと思い込んでいた。
仕方がない、王道炒飯は諦めてまたもや「なんちゃって王道炒飯」に妥協点を見出す決心をした。ピンチヒッターは挽肉野郎だ、こいつはバラ凍結の廉売品で、イザと云う時サヨナラヒットでずいぶん助けてもらったシブい職人でもある。ちょっと甘辛に、そして中華系香辛料を効かせ気味にして味付した挽肉を角切りチャーシュー代わりに使って『炒飯』を完成させる。
いいねえ、充分イケるじゃん。でもね、やっぱりあの食感とかさ、ニクの旨味やジュウシイ感とかね、ちゃんとしたホンモノのチャーシューには敵わないのよ。いつまでたってもマトモな『炒飯』に辿りつけない苛立ちは自ら撒いたタネだからなあ、今度こそ用意周到にヤル気を起そうではないか、毎度思いつきではダメってことなのね。
人生って難しい…



クリック↓↓↓で応援をお願いします






もっとクセがあるかと思ったら
ぜ〜んぜんフツーの青菜で、ほのかな苦みとびみょ〜にワサビのような香り
サラダより天ぷらのほうが向いてるかな
ちょっとクチに障る食感チラリだしね