おっきーでゃーこんの料理 其の壱 『大根サラダ』

「はぁ〜、おっきーでゃーこんをもってとんできたずらよォ…」
なんて静岡弁で喋るわけではないが、知人は大きな大根を一本抱えて急いでやってきた、というハナシなのね。

今しがた畑から抜いてきたばかりというデカい大根は土がまだ湿っていた。葉っぱがついていないのは越冬のために土に刺したままカレカレにさせていたためで、この辺りの農村ではよく見る風景である。
何も知らないトーシローは(枯らしてダメにするなら抜いて保存すればいいのに…)などと考えるものだが、活かしたまま元気に越冬させるには菰がけをしてそうするのがイチバンなのだと云う。雪の降らない地方ならではの知恵なのかな。
さてそんなデカ大根、脇に置いたスマホと比較すればお判りいただけると思うがとにかく威圧感モリモリで、当家の計量ハカリのMax2kgを振り切ってしまうので実測値は不明だがおそらく3kg近くあるものだろう、丈は短いが生命力に満ちている。ズ太いやつ…という表現がぴったりだ。

いや〜、こいつはどんな料理にしようか…と思い悩むところだ。単一メニューでは少人数家族の消費は不可能、おそらく数種類の料理でポチポチといただくしかない。
まあ新鮮なうちはナマで食すのがいいかな♪とデカ大根の青首部分をサラダにすることにした。スパッと切ってみるとジツに瑞々しいではないか。それにスやワレなど一切入っておらず、まるで蕪のようにキメが細かい。おぉ〜保存方法の巧妙か、それともお育ちがよく高い教育レベルで逞しくなったのか…いづれにしてもズ太いデカ大根の繊細な一面を目の当たりにしてアセりまくるエロおやぢなのである。しまった、断面フォトを押さえておけばよかったなあ。
千切りをしながら端っコを食してみると信じられないくらい甘い。上手な保管によって糖度が増したのか、それとも母・大地の溢れる愛がそうさせたものなのかは知る由もないが、とにかくデカ大根はサプライスなジャブを次々と繰り出してくるのであった。
こーゆー大根が揃って収穫出来るようになれば結構な名物となってひと儲け出来るのではなかろうか…などとテメーが作るわけでもないのにヨコシマな考えを抱いてしまうエロおやぢではあるものの、あながちハズレたものでもないような気がしますけどね。
大根サラダはごくフツーのスペック、カツヲブシと刻み海苔をトッピングしてポン酢醤油でわしわし食すわけである。ああ美味しいなあ、やっぱりコレだよね。と言いつつちょっと飽きてきたらマヨネーズにしてみたり、自家製のタマネギドレッシングでクチ直しをしてみたりイロイロと楽しめる。
だけどちょっと作り過ぎちゃったかな、なにせデカ大根に翻弄されてさ。



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庭の沈丁花が濡れて静かに
まだまだ冷たい春の雨



    向ふを行くのはお春じゃなゐか
       薄情な目つきで知らぬ顔
          沈丁花を匂はせて
             おや、まあ
           ひとあめくるね


松本隆氏が“はっぴいいえんど”時代に手がけた「春らんまん」の歌詞がふと浮かぶ
あのころは沈丁花って花を知らなかったのね
北国で過ごしていた高校時代よ





チャッピ〜☆彡さん
おはようございます!
ゴボウも春の新しいやつが出てますね〜もちろん買ってきて食べましたよ。ええ、ソレは後日のお楽しみに(笑) やっぱり香りがよくて美味しいですね…
沈丁花って今まで写真に撮ってなかったね、たまたま春の雨の中でいい出会いになりました。希望ですか…そうありたいものです(笑) 今度はスマホじゃなくてちゃんとカメラに収めたいなあ。
とってもいい匂いのする花だしねo(^-^)o