馬子にも衣装ね…スーパーの『握り寿司十貫』見切り品

シゴト帰りに気まぐれで立ち寄ったスーパーはいつものところと違うチェーンだけに品ぞろえも新鮮に感じて楽しかったが、やはり何と言っても嬉しかったのは時間切れ商品の見切り基準の違いか、かな〜りお得な買い物をさせていただいたことなのであった。

目ぼしい商品はほとんど買い漁られていて選択の余地は少なかったものの、その中にちゃんとジブン好みのものがある幸運に“帰宅後ビールをグビリと飲りながら満悦の表情をしている姿”を思い浮かべ、ニマニマとしながら買い物をするエロおやぢなのであった。
きっと他人サマがみたらただキモいだけのおっさんに違いないが、な〜に知ったこっちゃねーよ…なのである。
ごくフツーの握り寿司とはいえ十貫で￥580だって安いのに、それが半額の￥290ってのはモッテケドロボーの世界ではないか。

もちろん帰宅後はサッサと風呂を済ませ思い描いた姿を実現せんと少々アセり気味に新製品の発泡酒をプシュッ！グビグビグビと流し込むのである。
う〜む、一本￥78だからなあ、こんなもんか。スーパーのPBではないが半分ソレに近いものはあるだろうってカンジのベトナム製発泡酒だ。特にモンダイがあるわけではないけれども、なんだか某A社のスーパー〇ライに似たスッキリ系のお味であまり好みのものではなかった。その大手メーカーの製品は爽快スッキリ＆切れ味みたいな宣伝で大躍進したビールだが、ジツは混ぜ物だらけでとてもビールとは呼べないマガイモノなのであってボクは絶対に購入したりはしないし、お店などでソレしか置いてなくて仕方なしに飲んだりしても雑味が多くて後味が宜しくないのでどうも好きになれないのよ。そーゆー意味ではコチラのほうが未だマシかも知れないなあ…ってまた脱線。

さて件の寿司を食べようではないか…と手にとってからふと気がついた。パックからそのまま食すのはどうも味気がないではないか、ココはいちおーソレナリな器に盛り付け直してからにしようよ、ってことなのね。
あら〜なんだかリッパになりましたねえ、馬子にも衣装って言ってしまったらこのお寿司にシツレイかしら。
イナカのスーパーの味付けなので寿司飯は少々甘めではあるものの、まあたまにはこんなんもオッケーなのよ…とパクパク喰ってしまった。けっこー美味いじゃん。タコとヤリイカ姿が特に旨かったなあ。それに光もんのコハダもちゃんとしたシンコの小ぶりなやつだったし嬉しいったらありゃしない。
それよりナニより￥290でコレが喰えたってことがシアワセなのよ。しまった、もう1パック買ってくればよかった。

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