掘りたてタケノコでクッキング Part-1 『カジメ』とタケノコの煮物

全国各地に“タケノコの名産地”なるものがあってこの時期になるとワクワクお出かけというヒトも多いだろう。静岡にもそうした地域はいくつかあるが、ボクが住む富士宮市も芝川・内房地区がムカシから有名なのだな。

ドコにでもある竹林はこの地区ではちょっと特殊な事情で導入されたと聞く。
時は遡って江戸時代、富士川の本流・支流が山間を激しく流れる地形なので山崩れや堤防の決壊など災害の多いエリアだった。同地区が2つの電力会社(東京電力=50Hzと中部電力=60Hz)の管轄エリアに分かれていることからもその複雑な地形がお解りいただけると思う。しかも赤土の粘度質の山々が多いのでフツーの植林は難しい…といった事情から孟宗竹の根張りによって解決しようではないかというアイデアが導入された“治山事業”のひとつだったワケである。
ところが土木工事技術の進歩によってそうした目的よりも竹を食用にすることが注目され始めたのは戦後のことであって、赤土の粘土質という悪条件がかえって良質なタケノコを育むという幸運もあったのね。
そんな“芝川・内房のタケノコ”をシゴトをサボって仕事の合間に掘り起こして持ち帰るエロおやぢなのだな、なかなかにリッパなやつが数本…さ〜てどんなお料理にして楽しもうかなあ、なのである。

以前には焼きタケノコなどで楽しんだ新筍だが、今年はなんだかみょ〜に忙しくて(=疲れきっていて)テマヒマかけたクッキング(=知的生産活動)をするをする気力が失せてしまっているのよね。
だからあまりチエを絞らなくてもタケノコの美味しさを楽しめるのはやっぱり王道の煮物なのだよ、ってことで帰宅後ノドとココロの渇きを例のドリンクで潤しつつアク抜き下茹でをするのであった。

“若竹煮”と云えばつきものの“木の芽”つまり山椒の若い葉が彩りもよく素晴らしい付け合わせであることはよく解っている。旬の巡り合わせというか同じ時期に世に出てくる食べ物の相性の良さは自然の妙味を本当に感じさせてくれるものだ。
しかしまだまだあるのよ、旬の取り合わせってやつがね。駿河湾ではよく採られている『カジメ』というコンブとワカメの合の子のような海藻である。
細かく波打ったような表面が印象的で、お味もワカメに近いコンブ味、そして非常によくネバるのが特徴である。商品名あるいは通称かも知れないけれど“とろろめ”という名で売られていることもある。
干物なので通年入手することはできるが、この時期になるとスーパーの店頭に“新物”と書かれたパックが並び(あぁ春なんだなあ)と感じるのよ。
そんな新物『カジメ』を見つけては「そうだ!タケノコの煮物に添えちゃお〜」と買い置きしておいたエロおやぢの作戦は見事に的中、同じ煮物でもちょっと違う美味しさを楽しむことが出来た。
使い方はカンタンで、テキトーな大きさにカットしたらぬるま湯で戻し、水気をよく絞って完成したタケノコの煮物に放り込むだけである。入れたてはヌルヌルしていながらもシャキっとした歯ごたえと海藻の香りを楽しむことが出来るが、そのまま一晩おいておくと漬け汁全体に強力なネバリが発生しまるで松前漬のような状態になる。
そしてより深みのある味わいがタケノコと手をとりあって酒の肴やゴハンの佳き相棒となる。






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「サバ缶の男」
イシちゃんはサバ缶がダイスキでね
お昼のお弁当にもよく持ってくるのよ
この日はカップラーメンつきでゴーカだったよな



April 21. 2012.








Lotさま
おはようございます!
あぁソレって確かに美味しいですね…でもイシちゃんはそんな凝ったことはせずにストレートに食していますよ、昼めしのオカズですからね(´▽`*)アハハ




元ルーさん
おはようございます!
タケノコごはんは写真も撮らずに喰ってしまいました(笑)やっぱりその料理も外せないですよね!
へえ〜フジテレで復活ねえ…
さまぁ〜ずの秘書みたいな役らしいじゃありませんか。当家はフジテレ視聴禁止なのでぜ〜んぜん知りませんでした\(≧▽≦)丿
それに深夜番組だと録画でしか見られないなあ(笑)



Lotさま
おはようございます!
ヒトが食べてるの見るとジブンも喰いたくなるんですよ(笑) しかも弁当のオカズとして開けてそのまんま突っつく!ってところがなんとも欲望に火をつけてくれますねえ (≧∇≦)b