そろそろ終漁『生しらす』

以前からちょっと気にかかっていた魚屋さんへ先日シゴト帰りに立ち寄ることが出来た。自宅から離れた場所にあるのでわざわざ行くような所でもないし、通勤の帰路では疲れていて早くお家に帰着したい一心なのでついスルーしてしまうのである。
それでも街なかの人通りの多い立地ではないのに今時生き残っている個人店はナニか光るものを持っているのではないか…と云う推測はアタリであって、引き寄せられるオーラにやはり間違いはなかった。店内には近海で漁獲された一本モノの魚類がトロ箱に氷詰めされていて(あぁコレはこんな料理で、アレはそんな調理に…)と無限拡大してゆく食欲に大いに悩まされることとなった。

鮮魚だけでなく手造りの惣菜もたくさん並んでいて…と、ここでその魚屋さんのハナシをしだすと脱線になってしまうのでヤメておこう。いや本題はボクが冷蔵ショウケースに入っていた活きのいい生しらすに注目していたらご主人が「しらすもそろそろ終わりだねえ」と仰ってハタと思い出したことなのである。
そう、駿河湾しらす漁は3月の中旬に始まり6〜7月がピーク、そして冬に向かって次第に漁獲量が減少し年明け1月中旬に休漁期間に入る。生の獲りたてしらすは夏から秋にかけてが一番美味しいとされていて、スーパーの店頭で見つけた冷凍解凍モノではない生しらすに一目惚れして購入しては一杯の肴に…というのはずいぶん前のことだったのね。フォトはその時のものだけれども、やはり非冷凍の生しらすはシャンとしていて旨みが違うし妙な苦味も少なくてジツに美味いのである。
終漁になる前に件の魚屋さんに行って由比港か田子の浦港水揚げの生しらすを手に入れてこようかしら。


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信号待ちで停止したトラックの後部には「名古屋エキス」の文字が…
う〜む、それって一体ナニ?
八丁味噌味かな、いやエビフリャ〜風味の汁とか…違うよね、きっと



October 03, 2012.