ナゾのブラジル製調味料で『鶏肉のスパイシーソルト焼』

コンビニはあまり積極テキには利用しないほうだけれども、それでも無いと困るのであってATMの利用やタバコの購入そしてカップ焼そばの新製品チェックなど考えてみればアシを運ぶ回数はけっこー少なくない。

哀愁のイナカ町では従来の一般商店がほとんど淘汰され大手流通某Aグループの一人勝ちだ。ボクはそーゆー状態になんとなく反発を感じているのでできるだけ某Aグループ店舗の利用は控えていて、その直系コンビニでさえ避けているのよ。
シゴトの帰路&自宅近くにあるコンビニはたまたまそうした類のものではないので立ち寄る頻度は高いが、ある日店内の壁にブラジル国旗が掲げられた一角が出来ていた。最初はサッカーか何かの関連かと思っていたら、どうもその幅90cmほどのコーナーにはポルトガル語で書かれたモノばかり置いてあるのね。ほっほぉ〜、ココはブラジル製品専用コーナーなのか!
菓子からドリンク・缶詰・乾物食料品、はてまた雑誌まで置いてあってとてもコンビニとは思えない様相を呈している。当家のお嬢ちゃまのオトモダチにもメロディーなどというナマエのコがいるくらいこの町にはブラジル人がたくさん居住していて、コンビニの店員さんに訊けば「このコーナーの売上はけっこー多い」のだと云う。
そんな棚の商品群の中にちょっと気になる商品を見つけた。英語ならスグに解るけどポルトガル語だとほとんど(ん〜?)なのであって、商品に貼付されている日本語シールを頼りにするしかない。

名称:総合調味料、原材料:食塩・香辛料(黒胡椒・唐辛子)・にんにく・玉葱・バジル・パセリ・調味料、原産国:ブラジル…となっている。う〜む、いったいどんなお味なのだろう…ナゾっぽいけど300gで¥260なんて安いものだからとりあへず買ってみて、まあそのうちお試ししてみようじゃないのよ…とカゴに入れた。
帰宅して早速開封してみると、塩のイメージには程遠い薄茶色の粉体…触ってみれば少し湿り気を帯びていてアヤシいフンイキだ。指先にちょろっとつけてナメてみると(おぉ〜!なんだかブラジルっぽい)ってよくワカんないコメントだけど、要は原材料のお味がそのままカオスになっていて、そしてかなり塩っぱい調味料なのであった。Made in U.S.A.のクレイジーソルトとはまた全く違うお味の傾向で、意外にクセは少なくて“使える”調味塩ってカンジだ。

横着をキメ込みテキトーかついーかげんな『チキンと野菜のオーブン焼』を作った日記で書いた「応用レシピ」とはこの調味料のことだったのね、ジツは。
鶏肉をザクッと切り、茄子や万願寺唐辛子もザクザクッとカットしたものをこのナゾのブラジル製調味料 Tempero Completo Com Pimenta (直訳すると“香辛料入り調合済み調味料”かな)をババッと振りかけマゼマゼして、三十分ほど寝かせてシミシミさせたあとコンベクションオーブンで焼き上げれば出来上がり…てな、またまた手抜き料理なんだけれども、な〜にこいつはかなり美味いのよ!ほのかに漂うエスニックな香りとフシギな旨みが新鮮だ。ん〜ブラジリアン♪ってまたまたわかんねーコメントだけどね。
そう言えばそのコンビニでバイトしていたブラジル人のねーちゃん、最近見かけないなあ。すんごいボンキュッボンのナイスバデ、フェイスもイケていてお楽しみだったんだけど、一番感心したのはそのアタマの良さというかプロ意識。
ボクが初めて行ったときに購入したタバコの銘柄をちゃんと記憶していて、次回には「オキャクサマノタバコハコレデスネ」と黙っていても差し出してよこしたのよ…今時のニッポン人の若いコにゃマネの出来ない行為、いいねえ…ブラジリアン!




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