年末年始やたら美食カオス酔夢譚《大晦日編》

謹賀新年2013


あけましておめでとうございます
今年もどうか宜しくお願い申しあげます
Art-Foods



7:51AM, January 01. 2013. @Gendouji, Fujinomiya-City


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ぐうたら正月を満喫していてブログのアップはおろか年末にスルーしていた年賀状作成もなおざりにしているエロおやぢ、そろそろホンキで動かないと…てなカンジで2013年はスタートするのだ。

超ハードだった昨年は大晦日までそのままズルズルと気ぜわしさを引きずっていて、お買い物や年越しの準備などようやく終えたのは夕方なのであった。
やれやれとココロを落ち着ければ玄関脇の黄色いミニバラが寒風のなかで揺れていて(あぁ今年も終わったなあ…)とその影をしみじみ眺めてみたりするのである。しかし陽が落ち始めるころから急激に気温は下がっていってそんなセンチメンタルな感情ってのはあまり長続きしないのよね、寒いからサッサとお家に入って例のドリンクとかさ肴なんぞをつまんで…というジツに下世話なヨクボーがボン!と音をたてて爆発してしまうのだ。

前日に買い物に行った富士市内のハイソ系スーパーでは堅いセンのハイクラスビールばかり購入してきたけれど、大晦日にちょっとした用足しに出かけた地元庶民派スーパーで新製品のビールを見つけてしまい、案の定テを出してしまった。
カラメルブラウンというこのビール風発泡性リキュールはちょうど琥珀エビスみたいなカンジでなかなかに美味い。ただし甘く華やかな風味なので食事中にグビグビ飲むビールではなく、食事の内容とは切り離して食前に小さなグラスでクイッと飲る程度がいいのかも知れない。

さて大晦日のメインディッシュはカニである。出勤途中の車載FMラジオで通販のカニ廉売CMを年末さんざん聞かされ続け、もー洗脳状態になっていたボクはイチもニもなくこの日の宴にはカニと決めていた。
そしてニッポンの冬の海産物味覚となれば日本酒でキマリではないか。ボーナスなんてアブク銭には縁のない生活になってしまったけれども、いちおー正月が来るってからにゃソレナリなもんを準備するのであって、ちいとばかし上のクラスの酒をそのハイソ系スーパーで見繕ってあったのさ。
というか酒そのものの内容に期待した部分よりもこの美しいボトルのデザインに惹かれて購入…てのが正直なハナシなのであって、盃にトトッと注いでクチに含んでみたときにその古風で濃密な日本酒らしい風味に安堵したものであった。う〜む同じ剣菱でも黒松はちょと違うのだよ、サスガに灘の銘酒である…旨い。

肝心のカニ、今年のチョイスは「さあさあ甘くてジュウシイなカニの旨みがた〜っぷり思う存分に!」というラジオCMの呪文が脳裏から離れないまま買い物に出かけたので、やはりタラバガニという量テキ満足感の得られる種類を真っ先に選んだ。そう、とにかくバックリ食いたかったのね、でもやっぱりクチにほおばるあの感じとかジュワッと拡がる海の滋味てのが必須項目なんだから小さい安物やカット済みのものじゃ後悔するに決まっている。お〜ちいとお高いけどロシア産船上ボイル凍結タラバガニの4Lサイズてのがいーんでないかい!なのである。
そして量はそいつで補って、質テキ充足は毛ガニちゃんにお願いしちゃおーかな〜♪なんてゼイタクも正月には許されるのだ。もう止まらないイケイケフィバーがハイソ系スーパーで展開されるのである。いいさ、こんな享楽はまるでキリギリスみたいだけど、まあ正月が終わればシゴトなんだからね、ソレに没頭してなんとか凌げる…って寸法なのだな。

やはり毛ガニはサイコーに美味かった。淡白で滑らかな身肉は奥深い美味しさがあって素晴らしいのね、そしてそれとは対称テキなミソのコクと旨味!釧路で食べ慣れて育ったせいもあるかも知れないけれど、やっぱりボクはこのカニが一番スキなのよ。
フツーならこれでお終いってなところなんでしょうけどね、欲深き輩はバックリとその続きに溺れゆくのである。キッチン鋏でタラバガニの脚のブ厚い殻を切り開いてやれば
うりゃ〜っ!どうだまいったか〜っ!
みたいな超特大脚肉をテにすることが出来るのさ。ずしりと重たいそれをむんずとつかみクチに押しこむ。グワッという表現をしたくなるくらいスゴい物体が口腔いっぱいに詰め込まれた。そして前歯でその1/3ほどを噛み切る。ホントは半分以上をイッキに喰ってみたいところだけれども物理的にムリなのよね。
毛ガニとはまたベクトルの違う食感・味わい・旨味が強烈なボリュームを伴ってクチの中で渦巻く快感!えーじゃないかキレそうじゃないかスゴ過ぎるじゃないか!ヤバいっすよこれ…

黒松剣菱はとっくに飲み干してしまったので、次のステージは白ワインの登場なのである。そうよ繊細なお味の毛ガニには日本酒がジャストフィットするが、ダイナミクスの大きなタラバにはもう少し自己主張してくるタイプのお酒がよくあう。紹興酒やスコッチウィスキィもいい選択だけれど真打テキ存在としての辛口白ワインがあるではないか。
スパークリングもチラリ候補に挙げてはみたがマコン・ヴィラージュのヌーボー2012、こいつなら非の打ち所がない。タラバガニの風味に負けない芯のある香りや優雅であるけれどキリリと洗練された酸味がよくバランスした新酒なのね。

肩肉と呼ばれる脚の付け根部分の肉もドッカ〜ンなボリュームである、サスガに4Lサイズはハンパない。フォトは一本の脚根元分のものであってこいつが4つついているのだな、もう食い切れないかも…てな危機感さえ芽生えてくる。
ジツは昼間のお買い物でミステイクがひとつあってそれは寿司を買い忘れたことなのであった。しかしそれもある意味正解なのであって、もうカニだけでハラいっぱいなのである。いや〜喰った喰った、夢にまで見た(ホテっ腹カニ喰いて〜)が現実のものとなったその時点ではボクも母君もそんなミスに気づくはずもないではないか。
カニ以外に食したものと言えばイタダキモノの広島菜のお漬物くらいでホカには何も胃袋に収めてはいない。それでも飽きないというか蜜に群がる昆虫のようにカニを食べ尽くすバカ者なのだった。
紅白歌合戦もなんだか知らないガキやワケのわかんねー芸人ばかり出演しているので例年通り全く面白くなくて吉田類さんの「年またぎ酒場放浪記」を観ながらついうとうとと寝てしまった。2012年は疲れたからなあ…それもお許しいただこうではないか。

ふと目覚めて気がつくと「行く年来る年」にテレビは切り替わっていて除夜の鐘を打ち響かせる準備が進められていた。
そうだ、やっぱり『年越し蕎麦』を喰わなくっちゃあねぇ…と酔ってフラフラしながら調理を開始するエロおやぢはヒトからみればケッサク&情けない風体だったに違いないが本人はシンケンなのよね。
そういえば大晦日になると大手スーパーではなんでもない海老天がいつもの倍近い価格で販売されているのだけれど、いつもの庶民派ご近所スーパーでは平素と変わらない一尾¥137なのであって有難くダブルトッピングをさせていただいた。
フォトを撮ったことも憶えていないくらいヨッパでズルズルハフハフ喰ってサッサと寝てしまったが、元旦の朝スマホのフォトを見ていて(あ〜ちゃんと撮ってあったんだ…)と改めて気づいたマヌケ新年なのである。


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今朝の富士山
マイナス気温&曇天夜明け…
昨日の強風で冠雪はかなり吹き飛んでしまいヨケーに寒々しい風景



7:22AM, January 03. 2013. @Fujinomiya-City






梅成弟子丸さん
あけましてめでとうございます!今年も仲良くしてくださいね〜
赤い棒状の爆弾…ってダイナマイトですか(≧∇≦)b いや〜ジツに破壊テキな旨さでしたよ。
ところで例の「世界一のたい焼」についてデータ収集しました。後ほどお知らせ致しますからね!



白猫さん
あけましてめでとうございます!今年もよろしくお願いしますね〜
おぉ〜なんとストイックなお正月!きっとそれならバチは当たらないでしょう(´▽`*)アハハ
昨年のFBMでは少ししかお話が出来ず残念でやんした。今年のオフ会参加のご予定は?



とがしさま
あけましてめでとうございます!今年も美味いもん喰いまくりましょうね〜
マリンドリーム能生でつか…糸魚川って行ったことないんですけど、富士宮からだと精進湖ブルーライン-甲府南IC-岡谷JCT-上越JCT-能生ICってのが一番早いかな。ズワイ解禁直後なら雪の心配なしでイケますよね!?
今年はグルメ系イベントもいくつか計画してますので、ぜひご参加をお待ちしています(*^−')ノ