イタリアンな『春の七草』

毎朝家を出る時刻には未だ外は真っ暗で、こうしてクルマで通勤途中の路上で夜明けを迎えるのだ。まさに厳冬期、張り詰めた空気の中を走ってゆくのはなかなかにキモチのよいものである。

余程のネボーでもしない限り朝食を抜くことはまずないが、たいていは簡素な朝メシをそそくさと済ませては少々慌て気味に飛び出してゆくことが多い。それでも時節のものはキチンと取り入れてみたい…などとユメを描いてはいるものだから例の『春の七草セット』なるものだってちゃんと準備したりもするのだな。
ところが悲しい事に前夜までは(昨年と同様に粥を作って寓多楽正月にキッパリと決別しようぜ!)などとココロに決めていたのにたかだか10分か15分だけ早起きさえすればよいものをナゼかそれが出来ず、いつもと同じ時刻にしか起床出来なかったエロおやぢである。

そんなワケでせっかく購入してあった『春の七草セット』は哀れ冷蔵庫で待機状態となってしまったのよ、困ったものですねぇこーゆーコトってのは“その日”に喰わなくっちゃイミがねーだろ!みたいなものなのに全くいーかげんなヤローなのだな。
そして出かけるときには(まあ夕食に“七草粥”ってのも悪くはないし、ルール違反でもないでしょ…)なんて都合よく考えていたが、結局そのトキが来ればメンドでメンドでたまらなくってスルー…もう地に堕ちたとはこのことを指すのよね、Art-Foodsのナマエも捨てなさい!てなもんか。
それでもようやくその翌々日の9日になってヤル気が起きてきて…というのはウソで購入したその食材がモッタイナイと思ったのが正直なところ…『春の七草セット』を使った食事を作ったのだ。ただそのままストレートに粥にするのもシャクだしナニか小手先の変化球でゴマ化せないものかと必死に思案した。う〜む、そうだ!以前にチラッと思いついたことのある“春の七草をフィーチャーしたパスタ”ってーのはどうだい?なのである。おぉ〜なかなか美味そうじゃん!と早速ジッコーしたのよ。

プレゼン段階では茹でシラスあるいは桜海老をキャスティングしてちいと華やかさと深いお味を演出するつもりだったのだけれども、やはりシゴトを終えて疲労困憊状態ではそーゆー凝ったことはムリだった。いいよね…ペペロンチーノをベースにして春の七草のエッセンスを吸収すればさ〜なんて逃げるエロおやぢである。
本来のモクテキから大きく逸脱しているし、だいいち春の野草の香りやお味なんてブッ飛びだ。完全なルール違反でレッドカード。だけどなんだか美味かったのよ、なんでだろ。


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今朝の富士山
少し霞んでいるのは春の気配?



7:46AM, Januaery 13. 2013. @Fujinomiya-City






梅成弟子丸さん
おはようございます!
ちょっと色気が足りませんでしたけど、まあコレはコレで美味かったです。桜海老いれたらカンペキだったかなあ…
カツヲ節と醤油で仕上げる和風パスタにしてもよかったんですけどね(´▽`*)アハハ



ラントマンさん
こんにちは!
いいですねえ、休日の朝はちょっとゆっくり目に起きてブランチ! ボンビ君はその名の通り貧乏性なので休日に限って早起きしてしまうクセが抜けないんです (´▽`*)アハハ
刻んだ漬物をパスタに使っても美味いらしいですね、こんどやってみよーかにゃ♪