マミオツ転用パストラミポークの『和風たまごパスタ』

たまに食べたくなるハム・ソーセージ類のひとつに“パストラミポーク”というものがある。たいていは肩ロースとかモモといった部位を使用していて、基本テキにハムなのだけれどもたっぷりブラックペッパーを表面にまぶしてあってビリッとした辛さが売り物だ。
こいつをサラダにトッピングしたりするのがスキだし、メンドならそのままバックリ喰っちまったって構いはしないのね。そう繊細なお味のものではないのでビールなんぞをぐびぐびプハ〜ッと飲りながらガサガサ喰うのが一番正しいような気がする。
その兄貴分で牛肉を使った“パストラミビーフ”ってやつもあって、そっちはまたけっこー濃厚なお味なので少しだけ心して取り組む必要があったりもする。しかしそれだってメンドならそのままバックリ喰っちまったって構いはしないのさ…って結局はズボラの言い訳なんだけどね、とにかく酒のマミオツにはどちらもイケてるのよ。

少し前にパスタを作って食すことになり、よくやる『和風たまごパスタ』にすることにした。ガーリックなどのイタリアンらしい食材は一切使わず塩コショウに和風ダシでベースの調味を施したら溶きタマゴをダダッとかけ、余熱で半熟やや固まり気味に仕上げるパスタである。
キノコ各種がとてもよく合うのでそうしたものを入手できた折にはよくそれをジッコーするのだけれど、なければ干しシイタケを戻したものなど使ったってかなりイケる…というかそれはそれでまた別のお味になってエクセレントなのだな。そうポルチーニにも負けない旨さがあると断言してもいいくらいだ。
全然違うけどこの日はたまたま冷蔵庫でメについたパストラミポークを半分遊びのつもりで使ってみたのね。（ホントは今夜のマミオツ用なんだけどなあ…）と少し惜しいキモチを抑制しながらエイヤとパスタの中に。
ところがこいつが美味いったらありゃしないのよ！へえ〜和風ダシと相性がいいなんて意外だ。皿に盛りつけてから更にブラックペッパーをミルして完成、ビシッとブレのないお味が心地よい。

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