(220)エチオピア『ビーフカリー』

そもそもエチオピアという国についてボクが持っている知識とはアフリカ大陸の東側に位置しているとか、あとはコーヒーの名産地かな…なんてことくらいだろうか。

おっと大事なことを言い忘れていた。1964年の東京オリンピックでマラソンの金メダルを獲得したのはアベベというエチオピア選手だったなあ…しかも裸足でフルマラソンだよ、当時は衝撃テキな姿とその映像だったし今見てもそうかも知れない。哲学者のようにストイックな表情でウカレたところのない風貌がまたクールで、こーゆーヒトがトップランナーだとスポーツ用品メーカーは非常にやりづらいだろうなあと思う。
まあエロおやぢとしては“裸足の王者”よりも“裸体の女王”のほうがいいに決まっているのであって、誰かジッコーしてくれる女子選手はいないものか…ってそんなことあるワケねーだろっ!それはスポーツではなくてただのストリーキングってもんさねえ。
いけない、ハナシが脱線しかけてきた。元へ。

それではエチオピアの名物料理がカレーかというと、そんなこともないらしくてどうにもレストラン名称の命名としてはツジツマの合わないハナシとなるのだな。まあオーナーシェフ殿が「なんとな〜く」みたいなキブンでその語感にピンときたのだろう、その後は首都圏にいくつものお店を構える繁盛ぶりからすれば、その感覚は正しかったのだと思う。
肝心のお味のほうは(おぉ〜サスガじゃん)と唸らせる独特な味わい、純インド風でもないし欧風でもないオリジナリティーが光っている。きっとスパイス使いにそのキモがあるのだと思うし、こいつがお店で実際に提供されているものに極めて近いならばレトルト製造元のエムシーシー食品の力量もホメてあげなければいけないだろう。とにかく「野菜やフルーツをカタチがなくなるまでよ〜く煮込んで旨味を引き出しました」みたいなソースが素晴らしい。
ハコに印刷された“盛付例”イメージフォトのチョボさ加減が実質テキ内容物と乖離していないところも非常に好ましく思えるのは(こんなハコでも勝負が出来る自信と実績ってスゴいじゃないか!)ってことなのね。有名店がしょーもないレトルト製品や冷凍食品をブランド化粧させては来店客にスーベニーとして高額販売しているのとはちいとばかしレベルが違うのよ、そーゆー阿漕なマネをするお店をいくつも体験してきたボクにはとても志が高く見えたりもするのだな。



カリーライス専門店 エチオピア
http://www.ethiopia-curry.com/
東京都千代田区神田小川町3-10-6
TEL=03-3295-4310
ACT=11:00〜22:30(日祝21:00) 無休




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