『二度なり』のソテーとサイコロステーキ風結着ニク

平素は“哀愁のイナカ町”などと卑下してはジツに情けない思いに浸っているもののあながちバカに出来ない部分もあって、逆に都会のシェフ殿からは羨ましがられることだってるのよね。

そのひとつに“ヤサイが新鮮で安い”ということがある。「イナカなんだから当たり前だろ〜」と仰る向きもあるかも知れないけれど、今時の田舎は地方の中小都市と同様大手スーパーに席巻されていてちっとも新鮮じゃないし安くもないのだ。
世界遺産富士山の南西麓に位置するこの町は畜産業だけでなく農業もけっこー盛んなので、いわゆる“農産物のアウトレット品”みたいなものが地元農民が経営する市場のようなところで売られているのだな。タイミングを外すと「なんにもないじゃん…」てな憂き目に遭うこともしばしばだけれども、年間生産サイクルさえしっかりアタマに入れておけば地産地消をスマートにジッコーできるチャンスは大いにあるのだ。

先日もレモン(えへ、ハイボール専用の)を買いに出たついでに近くのコンビニに立ち寄ると『二度なり』が売られているではないか。そのコンビニは地元の農家が経営しているので、オーナーが漬けたラッキョ・白菜漬・タクアン・梅干し…といった保存食から家業の畑で収穫されたヤサイ類がいつも並んでいて、しかも破格に安いのね。ネギなんていっつも一把¥50とかキュウリ8本入り袋が¥200などと(もうスーパーでなんか買えないよ)みたいなforボンビ価格なので大いに利用するエロおやぢである。
『二度なり』は一袋¥50だったから二つ購入した。新鮮だから塩茹でしてそのままマヨネーズをつけて食してもサイコーに美味い。この日は宅配で注文しておいたサイコロステーキが冷凍庫に在ることを承知していたので、そいつの付け合せにしようぢゃないか…という作戦を店先で企むワケなのね。
料理自体はどうってこともないものだけれどお手軽に調理できるしソコソコ美味いから安物発泡酒のアテには申し分ない。ただしこのサイコロステーキという商品名はなかなかにマユツバものなのであって、見方を変えれば詐欺であるとも言えるのではなかろうか。冷凍状態では判別がつきにくいけれど、要は畜肉をミンチにして結着させ角切りにしたものであって、正確なネーミングにするならば“角切りハンバーグステーキ”なんてカンジが一番近いか。まあ本当のサイコロステーキとは全く違う次元の料理だけれども、これはこれでけっこースキだし美味いのよ、だから時々利用してしまうのだな。
ところで『二度なり』って静岡県東部の方言かも知れないのね、ヨソでは『三度マメ』なんて呼んでいる地方もあると聞くし、一般テキには『サヤインゲン』ですか。
今が旬のこのヤサイ、安い時にドサッと買ってきて茹でて冷凍しておく…ってテもあるのよ。



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先日農民市場で買ってきたフットボール型スイカは黄色の果肉だった
甘くてとってもジュウシイ!




気をよくして昨日は富士山やさいセンターへ




同じくフットボール型をチョイス
センターのオバちゃんは「地元のもんだからね、たま〜にハズレってゆーかナカミが白いものとかあったりするのよ…熟してなくてさ そん時は言ってくれればおカネは返してあげるからね」って
う〜む、イチかバチかの勝負だよな




よかった〜
ちゃんと熟してる!
そして今度は赤い果肉ね
やっぱりめっちゃ甘くてサイコー!






とがしさま
こんにちは!
静岡に戻ってからこのコトバを聞いて「えっ、ナニ?」(笑)それまではサヤインゲンしか知らなかったものですから。まあボク的にはその後いつもインゲンですけどね(´▽`*)アハハ
自家菜園の収穫物ならとびっきりでしょ!茹でたてのキュッキュッというあの食感がたまりませんよね…いいなあ(*´ω`)



元ルーさん
こんにちは!
うっわ〜!なんだか懐かしい呼び名ですね「クリームスイカ」(≧∇≦)b 北海道だけなんですかね、そーゆー呼び方するのは。でも切ってみて黄色い果肉だと嬉しくなっちゃいますよ!
近年コチラではフットボール型のスイカも増えましたけど、それより多く見るようになったのは真っ黒なヤツですね。バクダンスイカとかいろんな品種があるようです。