お盆の墓参りと『うな重』

お盆と云えば墓参りである。暑いから、と言い訳してパスするわけにはいかないのよね…と清水のお寺にある当家の墓に出かけた。
とにかく暑くて、お墓の清掃などをして線香に火を点けるころにはアセダラになってしまった。逃げるように駐車場に戻りメガーヌ君の外気温計を見ると40℃を超えているではないか、そりゃ暑いだろ。

でもね、いつものように墓参のアトは美味しいものが待っているのよ。昨年はちょっとオトナな感じのお店で真夏のカキフライなんぞを食して帰ったのだけれど、今年は母君が「うなぎなんてどぉ?」と持ちかけてきたので鰻蒲焼大好きエロおやぢはイチもニもなく賛成、静岡市中心部の商店街に移動する。

ところがお目当てのお店は店をたたんでしまっていた。ジツにショックであった。まあその件はまた後日この日記に記述したいと思っているが、スペアのカードは本命中の本命…いつどんなタイミングで行って食そうか、矢鱈な時ではもったいないからねえ…と案じていた老舗のうなぎ屋さんである。こんな絶好の由縁はないでしょ、店舗の場所は静岡市呉服町商店街から東に路一本、ちょうど静岡市役所との中間ぐらいに位置するからメガーヌ君を停めた駐車場から歩いて5分もかからない。

流石に鰻蒲焼一筋40余年の老舗だけあってメニューにヨケーなものは並んでいない。ひたすら蒲焼中心の鰻料理で勝負しているのだ。
ご主人は静岡・吉田町産の活鰻にこだわって自らさばいているという、これこそうなぎ屋の鑑ってもんじゃないかい。近年は欲をかいて本筋から外れたものを提供しては目先の客だけを喜ばせては自己マンしているお店が多い中、やっぱりコレじゃなくっちゃねぇ…てな感じである。
それとこうしたお店が長きに亘って支持されているのはやはり静岡という県庁所在地ならではなのであって、高価なものにきちんとした価値観を見出すことの出来る人口が多い証拠なのかな。
うなぎ屋さんの常でそこそこ待たされて出てきた品は(待った甲斐があったってもんよ)てな素晴らしいものだった。香ばしくしっかり焼きあげられた蒲焼。タレはちょっと甘目ではあるものの、シツコさがなくゴハンとの馴染みは抜群なのよ。
そしてそれとは対称テキにふんわりトロけるように蒸してあるうなぎの質の良さ!タレでゴマ化していない身肉の甘みと旨味が地元産ウナギを食すヨロコビに華を添える。やっぱりねえ、鰻は国産に限るよなあ…と確信する次第である。

きっちりいいシゴトをしていることが判るのは蒲焼のお味だけでなく、お重についてくる“肝吸い”をひとくち啜れば納得するというものだ。活鰻の何たるやを熟知している老舗ならではの技がある。
可愛らしいウナギの箸置きを眺めながらホッと満足な時が過ぎていった。




うなぎのはら川
静岡市葵区呉服町2-6-5
TEL/FAX=054-254-5920
ACT=11:00-21:00 火曜定休




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美味しい昼ごはんのアトはデパ地下で夕食の食材購入
スタンドでちょっとブレイク








今朝の富士山
今日は終日その姿を見せてくれそうですね
大気中の水分が多いのかな、東側に大きな虹のようなものが出来ています



5:23AM, August 18. 2013. @Fujinomiya-City