『マヨッチ丼』と『焼肉丼』@いつものところ

キホン的には駄菓子屋さん兼軽食提供のお店…つまり“富士宮やきそば”の原点とも言えるスタイルがここに継承されているわけなのだな。
(中略)
富士宮やきそば学会の例のオレンジ色の幟は掲げていないけれど、そんなもんこのお店には必要ないでしょ。とにかく美味い!そして別メニューも征服してみたくなったエロおやぢはこのあと何度かアシを運ぶことになるのであった。


2013年10月6日の日記“『やきそば』@いつものところ”より

予告通り「いつものところ」にそれから二度アシを運んだエロおやぢである。と言ってもそれは暑さキビシい8月下旬から9月初旬のハナシなのであって、いつの間にか世間は師走の寒風が身を凍えさせる季節になっていたのよね…あぁ時の経つのは早いなあ。シゴトの忙しさに流されてロクに日記の更新もしないでいたらこんなマヌケなザマだよ。
しかしあんなに暑い暑いとアセダラになって一日に水分を4リットル以上摂取していたのに、紅葉を楽しむヨユーもなくなんだかイッキに冬ってのも情けない。それに勤務地が静岡県東部の寒冷地になってしまったのでメガーヌ君にはスタッドレスタイヤってやつを奢ってやらなくちゃならなくなってねえ、それに伴う出費が12諭吉ってのにまた泣きが入ってしまうのだよ。嗚呼、人生は険しい道程ばかりだ。
まあボヤキはいーかげんにして肝心の『マヨッチ丼』の話題に移そうではないか。『マヨッチ丼』とは「いつものところ」で最も高価な商品である…と云ってもその単価は¥400なのであって、やっぱりコドモ向け駄菓子屋プライスなのよね。そしてなんだかフシギな名前の食べ物なんだけど、まあカンタンに言うとチーズドリアとお好み焼きが合体したようなもので、よほど大食いなコドモでない限りコレひとつでハラいっぱいになるだろうくらいのボリュームがある。

“マヨッチ”ってなくらいだから当然マヨネーズもフィーチャーされていてチーズとタッグを組んで濃厚でまったりとした味わいが基本、ゴハンとキャベツを上手に融合させることに成功している。う〜む、美味い!
ヤケドを恐れずにアフアフと喰い進むエロおやぢはもうアセダラなんてもんじゃなくて、消防隊の放水をモロに浴びてしまった金時の火事見舞い状態、お品書きの“かき氷”を食後に注文するという煩悩がますます肥大してゆくのが判った。
             ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
さてその数日後、このテのお店の献立としては異色な『焼肉丼』をいただきに出かけた。
なにせ¥300というお値段である、もともとあまり期待など出来るはずもないが『焼そば』の美味しさや『マヨッチ丼』の衝撃を勘案すれば(もしかしたらサプライズがあるかも…)なのである。

運ばれて来たものは皿にゴハンと粗挽きプラックペッパーがけモロマヨネーズぶちゅ〜千切りキャベツ、そして甘辛味付けの豚コマ肉ドバッの一品なのであった。当然お味の方は特筆すべきものなどないけれど¥300というお値段がその全てを凌駕し圧倒テキなお値打ち感を以ってこれを食すヒトを満足に導く。こいつもイケてるぜ!

皿盛りなのにドンブリってところがなんとも愉快なのであって…それは『マヨッチ丼』にも言えることだけど…クドいようだけど¥300だからね、そんなことどっちでもよくなってしまうのよ。はぁ〜美味かった…と食べ終えた皿をよく眺めればとっとこハム太郎の可愛らしいイラストがまた笑わせてくれるのだ。器の材質は給食などで使われるメラミン樹脂製、まあそれだってぜ〜んぜん気にならないけどね、コドモ向け駄菓子屋さんなんだから。ただし料理の質は舌の肥えたオトナも納得のB級グルメ、食の本質ってこーゆーものなんじゃないか…と思える。
帰りに駄菓子部門でパンダの絵がついた『カステーラ』ってやつを大人買いした。本来一本¥30くらいでバラ売りしてるものなのだろうけど5〜6本入っていて¥150くらいだったかな、痛くもカユくもないのが笑える。ペチャンコにした“鈴カス”みたいなものを竹串に刺したもので、淡い味わいの甘さとカスカスに着いたグラニュー糖がなんともイナタいお菓子なのであった。



いつものところ
静岡県富士宮市小泉1172-8
TEL=0544-25-1515
ACT=10:00-18:00 水曜定休




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元ルーさん
こんにちは!
今年は秋を全く楽しむことなく冬になってしまいました…悲しいです(T-T) 通勤途中で十里木高原の紅葉を横目でちら見しながら勤務先に急ぐ日々から、今はすっかり冬景色ですよ。
ハム太郎のお皿、もう笑っちゃいますね… こーゆーお得な食事で満足する身分になっている今日このごろでやんす(≧∇≦)b