わさび漬と『牛ハラミ焼肉丼』

シゴト柄よく食べ物をいただく。知らないヒトは「なんでそんなに食い物ばっかり貰うのか?」と訊いてくるが、まあこんな駄文とフォトを公開しているものだから面白がって、或いはジブンでお試しするのが怖くて(先ずはArt-Foodsに毒味をさせてから…)なんて企みを潜めてという知人もいるのよ。

そうした意図ではないけれど「こんな美味いもんだってあるのさ」とばかりに自慢気な土産を持参する知人もいて、この“わさび漬”もそのひとつなのよね。
ご存知の通り静岡県はワサビの名産地なので県内にはいくつものメーカーとその製品があるのだけれど、そうわさび漬けばかり喰っているわけにはゆかないので全てをお試し食べ尽くしなど到底ムリがある。そんなボクの窮状を知ってか知らずか聞いたことのないお店のわさび漬けが…と云う次第なのだな。紙包みのウラには伊豆に在る某お店のシールが貼ってあって(あ〜ナルホド)てなカンジである。けっこーグルメなお方が自信を以って土産にしてくれたものだけにレベルの高い製品だったが、ボクの好みとは少々ベクトルが違うのは仕方のない事で人それぞれの人生がその嗜好を決定するのよね。

わさび漬の食べ方にはいろいろある。炊きたての白メシに載せて食すのは寝起きのボケた脳味噌に刺激を強烈に与えてくれるいい朝食だし、カマボコにオンして“板わさ”ってのが酒呑みの定番だけれども、こうして焼海苔にドバッと包んでは醤油をちょいとつけて食すのがエロおやぢの流儀であって日本酒には堪らない。夏は冷酒で、冬はヌル燗で…と季節を厭わないところもイケている。
そのうちこのブログでも公開しようと思っているレシピはなんとトーストした食パンにわさび漬を塗って喰っちまうというかなり強引なものなのだけれど、こいつがチョ〜美味いのよ。納豆にマヨネーズを入れて喰うのと同じくらいアヴァンギャルドな旨さがあってボクは大好きなのである。トーストした食パンにバターを少々塗り拡げそこにややたっぷり目にわさび漬を均一に塗る。そして醤油をチャチャッとつけた焼海苔をペタッと貼り付けてバリッと喰うのさ、美味いよ〜!

そんな前菜でいいキブンになったら夕食ホンバンのスタートだ。前回のヤキニク丼はありあわせの情けないヤツだったけど、今回は“牛ハラミ”ってのをキアイを入れて購入してきたものだけにハンパな調理ではバランスが悪いのである…な〜んてエラソに書いちまったけれど、ジツはかなりイージーでユルいレシピで決めているのさ。
市販の“焼肉のタレ”だって悪くはないけれど、このところボクが愛用しているのは“すき焼きの割下”ってやつなのよね。スーパーに行けばいろいろなブランドのものが沢山並んでいて、それこそ浅草にある某有名店の高価な商品から地方メーカーの無名製品までピンキリなのだけれど、まあドレだって出来上がっちまえばそう大差ない。う〜ん、こう書くといーかげんだなあ…高価な和牛の場合にはやはり高級品のほうがシックリくるし、こうした荒っぽい料理が目的のときはエコノミークラスで充分…と主張すべきだろう。
そう、ハラミをテキトーな大きさにカットしたら玉葱をやや厚めにスライスして熱したフライパンにバラまき、すき焼きの割下をジャジャっと煮詰めるように焼いておしまいなのよね、どーですホントにカンタンでしょ。
あとは刻みネギとか糸切り唐辛子などトッピングしてやれば完成、なければ七味唐辛子だってオッケーだし好みで白ゴマをパラリとやるのもいい。
小皿の漬物や副菜を箸休めにしてこのドンブリの上モノで酒をいただく。美味いんだなコレがさ。そしてフニッシュは美味い肉汁が甘辛ダレと一緒にご飯にシミたやつでハラを落ち着かせるのよ。だから酒を飲ってるときに漬物は全部喰っちまったらダメなのよ、なんでもいいからちょっとだけ残しておかないとね。




クリック↓↓↓で応援をお願いします






富士山が紅く染まってゆくマイナス5℃の夜明け


6:53AM, January 21. 2014. @Takigahara, Gotenba-City