これで三度目『たけのこごはん』

この時期の定番炊き込みご飯といえば『あさりめし』や『たけのこごはん』なんだけど、やっぱり旬のモノは旨いんだなあ…前者は2回もやったし後者に及んではこれが三度目であるくらいハマハマなのよ。

そのちょっとスペシャルなノウハウを公開する前に珍品というか変わりダネを経験出来たのでお知らせしちゃおうじゃないか。
なんと「たけのこフィリング」を使ったパンがあったのね、哀愁のイナカ町にあるいつものスーパーに。あ〜そんな高級なヤツじゃありませんから、実売価格¥100程度のお惣菜パン、しかも大手製パンメーカーのビニールパッケージ商品。フツーならこんなもん見落としてるところだけど、消費期限が迫った見切り品コーナーに無造作に置かれていたのをボンビなエロおやぢが見つけちまったんだな、いや〜幸運でやんした…の半額。なんとなくビールのアテにいいような気がして、帰宅後ひとっ風呂浴びてお楽しみのプシュッぷは〜ぐびぐびタイムにこいつをばっくり喰ってみたのだ、おぉ〜なかなかいいカンジじゃないか。

パンって云うと洋風な味付けが多いけれど近年は和風食材も積極テキに用いられるようになって、その意外なマッチングに驚かされることも多い。海苔とかキンピラごぼうテキヤキチキンなんてのもその代表例で、つくずくニッポンの食卓は豊かだなあと思う。
街のパン屋さんがいろいろ工夫し創作した商品を皆が喜んでいる姿に、大手製パンメーカーさんだって顧客を取られてゆくのを横目でただただ見捨てているわけにはゆかないに違いない、こうした商品を開発しては世に問うのだな、あぁ生き残るってタイヘンなんだよ。
醤油味のこの「たけのこフィリング」はポリポリシャキシャキした食感とじんわり浮き上がるようなお醤油の旨味がパン生地にシミていてたいへん結構、思った通りビールにドンズバの品なのであった。

さて肝心の『たけのこごはん』である。タケノコ以外にいろいろヤサイを入れたりトッピングには旬の“木の芽”をあしらうなどその楽しみ方は千差万別だけど、恋も三度目ともなれば変態チックなプレイ…違う!三度も同じゴハンってのも芸がないので逆に超シンプルな方向でその味わいをストレートに堪能してみた次第である。
キモは「油揚げ」。フツーの油揚げではなく『松山あげ』という非常にふわふわと柔らか&はんなりお味の繊細な油揚げでタケノコの風味を損なわないように炊飯調理してみたのだな。そしてこの目論見は見事に成功、ヨケーなものが一切排除されたそのものズバリのお味に感動してしまうのよ。
ジツはこの『たけのこごはん』は夕食のために作ったんだけど、翌朝もこいつを食しついでにその日の昼めしにまで登場させて喰い尽したって次第なのね、いや〜ホントに美味かったなあ。見た目には単なるズボラっぽい感じがするけれど、こーゆーゴハンってのも悪くはない。むしろ感覚を研ぎ澄ましてくれるとか、おサイフにも優しいし、メンドな支度もパスできていいことづくめなのよ。アサリめしを作る時もこのタクティクスは応用できるだろうなあ、なんだか挑戦してみたくなってきたじゃない。
ところでタケノコはあっちこっちからイタダキものするのが例年のことだから心配してないんだけど、アサリはそーゆー関係者の知人がいないからねえ、テメーで買って来るなりの算段をしなくてはならないのだな。だれかド〜ンとくれないかなあ…甘いか。



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元ルーさん
こんにちは!
フツーのパンは食べ飽きたので…ウソです〜(´▽`*)アハハ でもこんな変わりダネを見つけるとついテが出てしまいますよ。
北海道の細筍も鍋物煮物には美味しいじゃありませんか、それはそれでけっこースキですけどね。タケノコはいろいろ食べ方がありますけど、最近は炊き込みゴハンにして食すのが一番かな〜なんて思ってます。


5:29PM, April 04. 2014. @Fujinomiya-City