進歩するレトルト食品 『ミートソースのスパゲティ』

レトルトパウチ食品はアポロ計画の月面着陸ライブ映像にまつわる“宇宙食”によって世に知られることになったけれど、元々はアメリカ陸軍の軍事関連技術として研究実用化されたのが実際のところなのよ。

しかしその原理と云うかアイデアは19世紀初頭のナポレオン帝政時代にフランス人のニコラ・アペールという方が発案提唱したものなのである。今から200年以上前にレトルトという食品加工技術を発想出来たなんてスゴいじゃないか、サスガ食の大国フランスだ。よほどグルメなんだろうなあ、いつでもドコでも美味しいものを食べたかったからなんだろうねえ…と考えがちだけれども、コレも実は当時のフランス政府が軍用食技術を公募したことに始まったものなのであって、人間はその欲望を達成するためにいろいろとチエを絞り文化を向上させてゆくものなんだな。
我が国ニッポンでは昭和40年代に登場したアノ製品、そうレトルトカレーの元祖というか代名詞テキ商品「ボンカレー」の大ヒットでレトルトパウチ食品の夜明けと相成るワケである。

カップヌードル」に始まる容器入り即席麺はニッポン発なんだけどレトルトパウチ食品が一般市販されたのも我が国が初なのであって、伝統ある食文化と現代の工業技術が融合した結果なのか。そーゆーイミではアメリカやフランスに負けていないと思うし世界の食文化に大いなる貢献をしたと自慢してもいいはずだ。
スーパーに行けばドレを選んだらいいのか迷うほどそうした食品が数多く並んでいる。それもそのはず、100社を超える企業が500種類以上の商品を送り出していると云うからたいしたものなのよ。調理済み食品はカレー類だけでなくシチュー・スープ・パスタソース、料理用ソースとか中華合わせ調味料・釜めしの素・丼類の素・おでん、そしてハンバーグやミートボールに始まり豚の角煮や鯖の味噌煮・ウナギ蒲焼・ツナの油漬けといった食肉加工品及び水産加工品、米飯類食品やベビーフード・流動食に至るまでほとんどの分野をカヴァーしている。要は加熱調理するものならば何でもオッケーってなところだろう。

以前は“非常食”みたいな位置づけで(あんまり美味しくはいないけどさ、まあとりあへず食べられるしカンタンだから…)といったイメージが強かったけれど、近頃の製品はヘタなお店で食すよりよっぽど安くて美味しいものだって登場している。パスタソースなんてビン詰めやレトルトを買ってきて使うもんじゃなくってさテメーで作るもんでしょ…なんて思っていたエロおやぢもちょっとビビるくらいのレベルのやつがあるのだな、いや〜参りましたよ。
つい最近知人からのメールに「コレはイケてる」といった趣旨の文と共に国内大手老舗メーカーのパスタ用ミートソースのパッケージフォトが添えられてきた。ナニやら粗挽きお肉がゴロゴロ入って入るらしく矢鱈旨そうではないか、お〜っし、ボクもスーパーに急ぎ早速購入してみよう!と即行動したのさ。

お目当ての商品は哀愁のイナカ町にあるダサダサスーパーでも売っていた。やはり大手メーカー製品だ、販売網も広いしお値段もそうバカ高い設定にしていないからこんなイナカでも展開できるのね。
ついでにいくつかの他社同種製品をカゴに入れた。食べ比べレポートしてみようとかナニか高尚なモクテキがあってのことではなく、単純にいろいろ喰って試してみたかったという煩悩だけである。某有名店の〇〇などと銘うったものは高価だが、そうでなければジブンで作るよりはよっぽど安上がりでムダなく消費できるところがいい。いちおーイタリアンのボロネーゼに代表されるミートソース系パスタソースのレシピとその調理加工は熟知しているエロおやぢだから、美味しいソースを作るためにはどんだけの食材とテマヒマが必要なのかスグに算き出すことが出来るのよ。つまりコストだけはレトルト製品に敵わないなあってこと。
どの製品もそれなりに美味しかった。お値段が違うので単純に順位はつけられないけれど、かな〜りイケてることに間違いはない。そのままでももちろん美味しいし、ちょっとだけ手を加えてやると一層ハイグレードなものになる。しかしレトルト食品もずいぶん進歩したものだ…


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昨日シゴト帰りにガススタに立ち寄り給油&洗車をした
拭き上げコーナーに行くとなんだか珍しいクルマが
お若いオーナーさんが一所懸命磨きあげているメガーヌはボクと同じ初期型
インチアップやローダウンにエアロパーツ…なかなかカッコいいじゃないか
いいクルマですからね、大切にお乗り下さいな







ラントマンさん
いや〜どもどもこんにちは〜!
やっぱり気になるもんですよね…お気に入りだったクルマでしょうから。それにしてもこの個体、カスタマイズはしてありますが塗装も美しく保たれていていい感じでした。古くてもこんなに大切にしている若者もいるのだと思うと、ボクのメガーヌ君ももう少しテ入れしてやらないとなあ…なんて恥ずかしくなりましたよノ(´д`*)